2014年07月14日

骨粗しょう症の予防にも!ビールの知られざる「健康パワー」6つ


(コメント)
ビールの効果として、
1.糖尿病の予防
2.胆石の予防
3.心臓病の予防
4.骨粗しょう症の予防
5.ガンの予防
6.認知症(痴呆)やアルツハイマーの予防
の6つがあげられています。

ビールには、アルコールが含まれています。
アルコールは、麻向法や覚せい剤取締法の対象ではありませんが、
依存症の原因となり、危険な面もあります。
アルコールの過剰な摂取は、肝臓に負担をかけますし、
咽頭癌の原因となったりもします。

ですので、ビールの飲み過ぎにも、
注意する必要がありますが、
健康に良い面もありますので、
適切な量を飲むのが大切です。


糖尿病や心臓病に関しては、
あまりビールは良くないようなイメージですが、
この記事によると、ビールは良い影響を与えるようです。

アルコールは食欲増進作用もありますので、
つい、食べ過ぎてしまいますので、
その点には注意が必要だと思います。

記事には、少ししか書かれていませんでしたが、
ビールに入っている「ホップ」には、様々な健康効果があるようです。

ホップに含まれる成分「β―ユーデスモール」が、
リラックスやくつろぎぎ感をもたらすようです。
その他にも、血糖値の上昇抑制作用、骨密度の減少を抑制するとか、
動脈硬化抑制とか、肥満防止に着目した研究などもあります。

更に、ホップに含まれる成分「キサントフモール」には
動脈硬化予防効果成分やガンの抑制効果の研究なども国内外で進められているそうです。

上記のビールの効果として書かれているほとんどに、
ホップが関わっていると思われます。

ということは、ノンアルコールビールでも
同じような効果が期待できるのでしょうか?

アルコール自体にも効果が期待できますので、
ノンアルコールビールでは
効果が弱くなりそうな気もします。

医薬品ではありませんが、
日々の健康には
適量のビールが良さそうです。



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2014年07月11日

悪影響ばかりじゃない!知っておきたい紫外線の「プラスのパワー」


(コメント)
紫外線というと、シミやシワの原因になったり、
皮膚癌になるなど、悪者と思われがちですが、
1.血圧を下げる
2.乳ガンのリスクを下げる
3.認知症やうつ予防
4.関節炎予防
などの効果もあるようです。

紫外線の有益な効果としては、
体内でビタミンDを産生することです。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、
骨折を予防するのにいいというのは良く知られていますが、
その他にも色々と効果があるようです。

『がん予防に実は「日光浴」が有効なわけ――ビタミンDの驚きの効力』という本も出版されていて、
ビタミンDには、大腸がん・乳がん・肺がん・前立腺がんなど、癌に良いとされています。
更に、高血圧、脳卒中、心不全などの血管系の病気、糖尿病、乾癬、結核などの感染症に対する免疫力アップにもいいと書かれています。





ただ、紫外線による皮膚の老化などの問題はあるので、
日光にあたるのは、ほどほどにしておいた方が良さそうです。
記事にも、1日に15〜20分程度が目安と書かれていますので、
ちょっとした外出で、すぐそのくらいは日光浴していそうです。

紫外線の害を防ぐものとしては、
β-カロテン、アスタキサンチン、リコピン、ルテインなどの
カロテノイドがあります。
これらのカロテノイドは、紫外線によって発生する
一重項酸素と呼ばれる活性酸素の一種を消去する作用があります。

抗酸化素材として良く知られるビタミンCやビタミンEは、
この一重項酸素の消去は余り得意としていません。

また、炎症を抑制するのには、
食用油である魚油から得られる
DHAやEPAも注目されています。

DHAやカロテノイド、ビタミンDの入ったサプリメントを取れば、
体に良さそうです。
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2014年07月07日

名前なんだっけ…脳の衰えを感じたら食べたい「スーパーフード」5つ


(コメント)
“脳の働きを改善する食べ物”として、
アメリカの料理専門ケーブル『Food Network』のサイトに掲載された記事を参考に、
葉野菜、卵、鮭、ベリー類、ブロッコリーの五つが挙げられています。

葉野菜、ベリー類、ブロッコリーは、何となく体に良さそうですが、
卵や鮭は以外な食材です。

記事によると、卵には、記憶力を助ける栄養素コリンや、筋肉を作るタンパク質、視力にいいルテインなどが
たっぷり入っているそうです。

卵の黄味には、卵黄レシチンが含まれています。
この卵黄レシチンは、フォスファチジルコリンとも呼ばれ、
コリンの供給源です。

ルテインは、カロテノイド(カロチノイド)の一種で、
紫外線やブルーライトの害を防ぐ効果があると言われています。

健康食品・サプリメントに利用されるルテインは、
マリーゴールド由来のものが多いですが、
卵にも含まれているようです。

このルテインは、加齢黄斑変性(AMD)に有効であるとされ、
アメリカでは人気があります。

日本では、アイケアのサプリメントと言えば、ブルーベリーが有名ですが、
ブルーベリーのエビデンスは、
ルテインに比べると弱いようです。

鮭には、オメガ3脂肪酸がたっぷりと含まれ、
脳の発達や機能を改善し、炎症を防ぐと
考えられています。

また、記事には書かれていませんが、
鮭には、アスタキサンチンも含まれています。

鮭の切り身は、赤い色をしているので、
赤身魚かと思われがちですが、
実際は、白身魚で、
アスタキサンチンの色で、赤く見えるということです。

このアスタキサンチンも、ルテイン同様、
カルテノイドの一種です。

一般に、脳は、変なものが入ってこないように、
関所(せきしょ)のような所があり、
これを血液脳関門(けつえきのうかんもん)と呼んでいます。

アスタキサンチンは、この血液脳関門を通過することのできる物質で、
このことから、脳にも良い影響があると考えられています。

ルテインやアスタキサンチンなどのカルテノイドは、
活性酸素のうち、一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)と呼ばれるものを
消去する効果があります。
すなわち、抗酸化作用があります。

記事にあるものの他、頭に良いと言われている健康食品・サプリメントとしては、
ヒューパジンA(ヒューペリジンA)、ギャバ(γ-アミノ酪酸)、銀杏葉、バコパ・モニエラ、ガラナ、イワベンケイ、ビンカマイナーなどがあります。

ただし、医薬品ではありませんので、
その点は注意しましょう。

覚醒剤などは、頭をスッキリとさせる効果があるかもしれませんが、
覚せい剤取締法で取締の対象になりますので、
決して使用しないようにしましょう。

認知症に、抑肝散(よくかんさん)が効くと話題になったことがありますが、
抑肝散は、認知症に伴う症状を緩和するだけで、
認知症そのものに効果があるわけではありません。

認知症に良く使われる漢方薬としては、
抑肝散の他に、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)釣藤散(ちょうとうさん)当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などがあります。

漢方薬は、病名だけで使用すると、効果が無いばかりか、副作用が出ることもあります。
必ず専門家に相談して使用しましょう。
漢方薬もれっきとした医薬品です。



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2014年07月04日

猪木さんものまね芸人、春一番さんが死去


(コメント)
 “燃える闘魂”アントニオ猪木のものまねで良く知られる芸人の春一番さんが、
7月3日、肝硬変のために、お亡くなりになったそうです。
まだ、47歳と若く、残念です。
ご冥福をお祈りします。

硬肝変の原因は、アルコール好きにあるのではないかと言われているようです。

もともとアルコールが好きで、2005年には、腎不全で入院しています。

その後、すい臓、肝臓、腎臓と内臓が悪くなり、
体重が激減していました。

更に、骨粗鬆症にもなり、長期休養していました。

最近は、酒は1日おきにたしなみ、
週末に営業するというスタイルで、
体調を考慮しながら仕事を続けてきたようです。


肝硬変とは、肝臓に生じた傷を修復するときにできるコラーゲンが
増加して肝臓全体に拡がった状態のことです。
腹水や食道静脈瘤、
肝性脳症、黄疸等の症状が問題となります。

肝硬変の症状としては、
くも状血管拡張、手掌紅斑、腹水、腹壁静脈拡張、黄疸、羽ばたき振戦、女性化乳房、睾丸萎縮などがあります。

肝硬変に利用される漢方薬としては、
大柴胡湯(だいさいことう)
小柴胡湯(しょうさいことう)
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)
人参湯(にんじんとう)
小建中湯(しょうけんちゅうとう)
清暑益気湯(せいしょえっきとう)
真武湯(しんぶとう)
分消湯(ぶんしょうとう)
などがあります。

ただし、漢方薬は医薬品です。
必ず、専門家と相談した使うようにしましょう。


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2014年07月03日

ASKA被告、8月28日に初公判


(コメント)
覚醒剤の所持と使用で、
覚せい剤取締法違反と
合成麻薬のMDMAの所持・使用で、
麻向法(麻薬及び向精神薬取締法)で起訴されている
歌手のCHAGE and ASKAのASKA(アスカ)、
本名、宮崎重明被告(56)の、
初公判が8月28日の午後1時すぎから開かれることが
東京地裁により、7月2日に決まりましたに、
起訴された内容を認めていて、
この日のうちにすべての審理を終える予定のようです。

覚せい剤取締法では、
覚せい剤の使用や所持は、
十年以下の懲役となっていますが、
初犯のため、裁判で有罪となっても、
執行猶予付きの判決が予想されています。

執行猶予付きであれば、芸能界での復帰も期待されます。

ただ、ASKA被告は、
所属事務所のロックダムアーティスツから
6月27日に契約解除されていますが、
一方の相方である、CHAGEさんの契約は継続のままとなっているので、
「CHAGE and ASKA(チャゲアス)」としての、
コンビの復活はできないようです。

また、曲作りがうまくできずに薬物に手を出したとも言われていますので、
復帰したとしても、ちゃんと活動できるのかも心配な所です。

槇原敬之さんも、曲作りに行き詰まり、覚せい剤に手を出したと言われていますが、
現在は芸能界に復帰していますので、
アスカさんも、同じように復活して欲しいものです。

また、薬物は一度手を染めると、
二度、三度と、なかなかやめられないとも言われています。
清水健太郎、田代まさしといった人達のようにならないことを
祈ります。
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2014年07月01日

歯の健康 歯周病のサインを見逃すな


(コメント)
 「リンゴをかじると血がでませんか?」というキャッチフレーズがありましたが、
飲食時や歯磨きをした後、出血したら、
歯周病のサインです。

 記事によると、日本人の約8割は、歯周病ということですから、
気付かないうちに、歯周病になっているかもしれません。

 歯周病の予防や治療の第一は、
歯垢(プラーク)を取り除くことです。
歯垢(プラーク)の除去は、虫歯の予防にもつながります。

歯垢(プラーク)を取り除くには、
歯ブラシや糸ようじ(フロス)、歯間ブラシなどを使った
歯みがきが重要です。

歯みがきは、強い力でゴシゴシと磨かないと、
磨いたような気がしないという人もいますが、
余り力を入れるのは、逆効果になることがあるようです。

特に電動歯ブラシは、力を入れ過ぎると、
歯が削れてしまうといわれています。

歯みがきをする時、特に歯周病の予防や治療の目的であれば、
柔らかめの歯ブラシで、やさしく磨いた方が良いようです。

歯みがきをする時に、
歯磨剤、いわゆる歯みがき粉を使う方が多いと思いますが、
歯磨剤には、メントールなどの、
口の中を爽やかにする成分が配合されていて、
余り磨いてなくても、磨いたようになってしまう危険があります。

歯磨剤なしで磨くだけでも、
歯垢の除去率は余り変わらないと言われていますので、
一度、歯磨剤なしで磨いてみてはどうでしょうか?

歯磨剤を使用しないと、どうしても、磨いた気がしないという場合は、
歯磨剤を使用せずに磨いた後、
仕上げに歯磨剤を使うという方法もあります。

この方法であれば、しっかりと磨けて、
口の中もサッパリします。

歯周病は、心筋梗塞やバージャー病、肋間神経痛、三叉神経痛、糖尿病などと
深い関わりがあると言われています。
歯周病の予防・改善は、全身の健康にも良い効果を持ちますので、
積極的に行ないたいものです。

気付かないうちに進行する歯周病を予防・改善するには、
定期的な歯科検診が重要です。
半年〜1年に1回は、歯医者さんに行って見てもらいましょう。
タグ:虫歯
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2014年06月30日

熱中症対策に必要な水分補給 吸収しやすいベストは水温5〜15度


(コメント)
 水分補給に良い温度は、
5〜15℃で、その為には、
保冷機能のある真空断熱製品のボトルを持ち歩くのがいい
という記事です。

冷蔵庫や自動販売機のドリンクは約5℃ですので、
近くに、自動販売機があれば、
ボトルを持ち歩かなくても良さそうですが、
ボトルを持っていった方が節約になりそうです。

ボトルで常温の水から約5℃の水を作るのは、
1リットルのボトルを例にすると、
約半分氷を入れて。
常温(25℃)のドリンクを入れて
氷を溶かしきれば、約5℃になるそうです。

最初、5℃にしておけば、
1時間に240mLずつ飲んでも、
4時間くらいは、適温とされる5〜15℃に保てるそうです。

15℃というと、ちょっとぬるい気もしますが、
どうなんでしょうか?

井戸の水が15℃くらいと聞いたような気もしますので、
冷たくは感じるかもしれません。

熱中症の予防には、水分補給が大切です。
昔は、スポーツ中に水を飲んではいけないと言われていましたが、
今は逆に、スポーツ中の水分補給が大切と言われていて、
スポーツする前に飲むのが良いそうです。

漢方では、熱中症に
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
清暑益気湯(せいしょえっきとう)などが使われます。

白虎加人参湯の人参を、西洋参(アメリカ人参、広東人参)に変えた方が、
良いという意見もあります。


清暑益気湯は、夏ばてなどにも良いと言われていますので、
夏の常備薬にしても良いかもしれません。

ただ、熱中症になったら、
涼しい所で休ませたり、
ひどい時には、急救車を呼んで、
病院へ連れていくのが基本です。

また、漢方薬は医薬品ですので、
専門家に相談してから使いましょう。

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2014年06月29日

『「うつ」は病気か甘えか。 今どきの「うつ」を読み解くミステリ』


(コメント)
 鬱(うつ)は心の風邪と呼ばれます。

この言葉は、鬱(うつ)を特別なものではなく、
身近なものとして捉えるという意味では良かったのですが、
風邪薬を飲んで寝ておけば治るのと違って、
治療に時間がかかり、治りにくい場合もあるということを
おおいかくしてしまいました。

鬱の治療の基本は、体を休めることだそうです。
ただ、これは、はたから見ると、
病気を治そうとしているのか、
単にサボっているのかわかりにくいのも正直な所です。
これが本になったようです。


また、この記事にもあるように、
鬱(うつ)は、自覚症状が主ですので、
病院の方も“注文”に応じて、
「鬱病」を期待してきた人には病名を、
薬を期待してきた人には薬を、
休職を期待してきた人には休職の診断を与える
ような状態です。

うつ(鬱)に用いられる漢方薬には、
香蘇散(こうそさん)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
加味逍遙散(かみしょうようさん)
酸棗仁湯(さんそうにんとう)
加味帰脾湯(かみきひとう)
分心気飲(ぶんしんきいん)
などがあります。

漢方薬は、うまくあえば、素晴らしい効果を発揮することがありますが、
素人が使うと、逆効果になる可能性があります。

また、鬱(うつ)は、改善傾向にある時に
自殺に走ることがあるので、
その点にも注意が必要です。

タグ: 風邪薬
posted by HIRO at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

追加接種必要な百日咳ワクチン



(コメント)
風邪薬を飲んでも治らない咳は、
もしかすると百日咳かもしれません。

百日咳は2010年や2012年にも流行したことがありました。

百日咳はもともと、子供の病気と考えられていましたので、
予防接種も、子供を対象としたものになっています。

日本では、ジフテリア、百日咳、破傷風を合わせた
三種混合ワクチンが長く使われていました。
Diphtheria、Pertussis、Tetanusの頭文字をとってDPTワクチンとも呼ばれます。

2012年には、不活化ポリオワクチン(inactivated polio vaccine)を加えた
四種混合ワクチンも使われ始めました。

このように、子供のうちに、
百日咳の予防接種はうけることがほとんどなのですが、
この効果が、永久に続くわけではなく、
大人になった頃には、効果が無くなっていることが多いようです。

子供が百日咳になると、
死につながる恐ろしい病気ではありますが、
大人の場合は、そこまでひどくなることはありません。
しかし、感染した大人がいると、
まだ免疫ができていない子供への感染源になる可能性があり、
そういう意味では危険です。

百日咳の治療には、
エリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの
マクロライド系抗菌薬が使われます。

ただ最近は、耐性を持つ菌が増えていて、
マクロライドでは効果が無いことも多いようです。
ニューキノロン系抗生物質、セフェム系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質なども使われます。

痙咳に対しては鎮咳去痰剤や痰の吸引、時に気管支拡張剤、酸素吸入などを行ないます。

重症例ではγグロブリンを大量投与することもあります。

その他、治療としては、十分な栄養と水分補給が重要で、
更に、咳の発作を誘発させないように、室温20℃以上にして、低温を避け、
加湿器により室内の湿度を上げ、
水分を充分に与え、粘性の高い痰を出しやすくします。

煙草(タバコ)や煙も、咳を誘発しますので、
避けるようにします。


抗菌薬の発達で、漢方薬を使う場面は少なくなりましたが、
漢方薬も効果を発揮することがあります。

百日咳に良く使われる漢方薬としては、
小柴胡湯(しょうさいことう)と半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)との合方である
柴朴湯(さいぼくとう)、
小青龍湯(しょうせいりゅうとう)、
橘皮竹筎湯(きっぴちくじょとう)、
麦門冬湯(ばくもんどうとう)、
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
皀莢丸(そうきょうがん)、
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、
麻杏甘石湯加半夏茯苓陳皮生姜(まきょうかんせきとうかはんげぶくりょうちんぴしょうきょう)、
頓嗽湯(とんそうとう)、
などがあります。

民間薬としては、
南天の実、
仙人掌(さぼてん)
蓮根(れんこん)の汁
蜆(しじみ)の殻の粉末
弟切草(おとぎりそう)と甘草
梅干と蜂蜜
天花粉と人参粉
土竜(もぐら)の黒焼
梨の蒸焼
金柑(きんかん)の氷砂糖煮
なども利用されています。

大麻取締法で禁止されていますので、現在は使えませんが、
昔は、大麻も百日咳に利用されていたようです。

風邪と思って風邪薬を飲んでも
咳がなかなか止まらないような時は、
百日咳を疑ってみた方が良いかもしれません。

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歯科訪問診療に力 高齢社会へ医師側も対応変化


(コメント)
 高齢化に伴い、寝たきりなど自力での移動が難しくなり、
歯科医院に行けなくなる人が増えてて、
介護する側もなかなか口の中まで手が回らないのに対応して、
最近、歯科の訪問診療に力を入れ出してきているという記事です。

歯科での治療といえば、
虫歯や歯周病の治療や入れ歯の調整くらいしか
思い浮かびませんでしたが、
最近は、口の周りの口輪筋(こうりんきん)を鍛える訓練など
自力で食べられるようにするトレーニングなどもやっているそうです。

口の中の健康は、全身の健康にも深く関わっているといいます。
歯周病や虫歯、更に義歯が合わないなどで、
しっかりとかんで食べられなくなると、
栄養状態が悪くなるのは当然です。

更に、歯周病や虫歯を放置しておくと、
口の中の細菌が、血液に入り込み、
糖尿病や心筋梗塞などの
生活習慣病を悪化させたりするようです。

また、しっかりと飲みこめず、
肺の方に入ってしまうと、
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こしてしまいます。

現在の死因の第2位は肺炎ですので、
この誤嚥性肺炎も深く関わっていると思われます。

単に風邪と思って医薬品の風邪薬を飲んでも治らず、
実は肺炎だったという可能性もあります。


別の事情として、
歯科医院の経営が大変なことも、このような訪問による
歯科治療が行なわれるようになってきているのかもしれません。

posted by HIRO at 06:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする