2014年10月10日

乳酸菌の意外な力(1)豊富な種類、多様な働き


(コメント)
 記事にもありますように、
乳酸菌と一口に言っても色々な種類があります。

そもそも、乳酸菌という言葉が生物学的な言葉ではないので、
はっきりとした定義がありません。

一般的に、代謝により乳酸を生成する細菌のことを
乳酸菌と呼んでいますが、
大腸菌の中にも乳酸を産生するものがあり、
この大腸菌のことは、一般には乳酸菌とは呼びません。

また、ビフィズス菌を乳酸菌の一種と
思っている人も多いようですが、
分類方法によっては、
ビフィズス菌は乳酸菌に入れないことがあります。

これは、ビフィズス菌が乳酸の他に、
酢酸も産生するためです。

最初に、リスナーという人が、1873年に、
Lactococcus lactis
という乳酸菌を分離しました。


その後、1900年初頭までに
 1.Leuconostoc属、
 2.Pediococcus属、
 3.Streptococcus属、
 4.Lactobacillus属、
4つの基本的な乳酸菌の属の名称が確立され、
1980年頃まで大きな変更はありませんでした。


その後、細菌の分類同定に化学分類や遺伝子塩基配列による
系統解析が発達し、
乳酸菌の分類体系も大きく変わり始め、
現在は30を超える属の乳酸菌が報告されています。


ところで、乳酸菌といえば善玉菌と思われていますが、
時と場合によっては、悪玉菌の場合もあります。
有名なのが、「火落ち菌」と呼ばれる乳酸菌で、
日本酒をつくる時に異臭や酸味などを発生させる、
邪魔者の悪玉菌です。


最近は、プロバイオティクスと言って、
生きた菌でないと効果が無いと言われることが多いようですが、
死んだ菌でも効果があるという説もあります。
もともと、乳酸菌の効果があると考えられていたのは、
死菌の研究からです。

また、乳酸菌そのものに効果があるのでははく、
その代謝物に効果があるとも考えられていて、
乳酸菌が産生したものを
健康食品・サプリメントの原料としているものもあります。

乳酸菌はヒトとの相性がありますので、
ある人には効果があっても、
別の人には効果が無いということが良くあります。

自分の体質に合った商品を見つけることも必要かもしれません。

また、乳酸菌でなくても、納豆菌や酪酸菌、糖化菌なども
体に良く、乳酸菌の働きを助けると言われていますので、
これらの菌を試してみるのも良いかもしれません。




タグ:乳酸菌
posted by HIRO at 20:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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