(コメント)
夏バテなどに効果がある野菜として、ゴーヤが紹介されています。
今でこそ、ゴーヤやゴーヤーと呼ばれることが多い野菜ですが、
正式な和足は「ツルレイシ」で、
漢字では、蔓茘枝 と書きます。
茘枝(れいし)は、ライチと呼ばれる果物のことで、
イボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が、
ライチに似ていて、
蔓性の植物であることから、蔓茘枝と呼ばれるようになったようです。
高知や宮崎などでは、もともと「ニガウリ」、漢字で書くと苦瓜と呼んでいました。
その他、ニガゴリ、ニガゴーリ、ゴーラ、ニガゴイ、ニガウイなどとも呼ばれます。
ゴーヤが一般的になったのは、
NHKドラマ『ちゅらさん』の影響と考えられています。
このゴーヤには、
“モモルデシン(momordicin)”や“チャランチン(momordicin)”が含まれ、
血糖値を下げると言われています。
更に、コロソリン酸(コロソール酸)という成分が含まれています。
コロソリン酸(コロソール酸)は、
バナバやビワ葉に含まれる成分として有名で、
これが、植物性インスリンとも呼ばれて、
血糖値を下げる作用があるとされています。
血糖値が下がることで、
ダイエットに効果があると考えられます。
更に、ゴーヤーには、
ビタミンCや、
鉄分などミネラル類が豊富に含まれていて、
お肌にも良いようです。
夏野菜のゴーヤーを食べて、
ダイエットと美肌の一挙両得です。
ただ、ゴーヤは医薬品ではありません。
いくら良いと言われても、
ゴーヤーだけ食べたのでは
意味がありません。
あくまでも、栄養のバランスを取り、
その中で、ゴーヤを活用しましょう。
また歯周病や虫歯などで糖尿病などが悪化することが知られています。
食事の後には、
歯ブラシやフロスを使って、
しっかりと歯みがきもしましょう。