2014年06月24日

遺伝子組み換え「スーパーバナナ」、初のヒト試験へ


(コメント)
 遺伝子組み換えにより、
α-カロテンとβ-カロテンを強化したバナナを
ウガンダで栽培し、
アフリカで数百万もの人々の栄養状態が改善されることを
確認する実験が行なわれるようです。

α-カロテンやβ-カロテンは、
体内に入るとビタミンAに変換されるので、
プロビタミンAと呼ばれます。

今までは、体内でビタミンAに変換されることが
重要視されていました。
その為、ビタミンAへの変換効率の良い、
β-カロテンが最も重要と考えられていました。

しかしながら最近は、
α-カロテンやβ-カロテン自体の抗酸化作用に
注目が集まっています。

活性酸素を抑制し、癌にも効果があるのではないかと
期待されています。

しかしながら、β-カロテンについては、
肺がんの罹患率が上昇したなどというデータが出たりして、
パニックになったこともあります。

最近は、β-カロテン以外のカロテノイドにも注目が集まつています。

健康食品・サプリメントとして利用されている
カロテノイドとしては
リコピン(リコペン)、アスタキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、β-クリプトキサンチン、カプサイシン、フコキサンチン、クロシンなどがあります。

今回のバナナは、α-カロテンとβ-カロテンが強化されたものですので、ビタミンA量を増やすことが期待されています。

「ビタミンA不足で、
世界中で毎年65万〜70万人の子どもたちが死亡し、
30万人が失明している」
とのことですので、このバナナによって救われる方が出てくるのでしょうか?

ところで、バナナの皮には、麻薬に似たような成分が含まれているという噂話があります。
ただし、これは
「バナナにはバナナジンという
精神に影響する物質が含まれている」という
真赤な偽記事が書かれ、これが広まってしまったからだそうです。
ちなみに、バナナジンという成分自体が無いそうです。

更に、ハナナジンが、ブフォテニンに変化して、
更に混乱が広まっているようです。

ブフォテニンは、シナヒキガエル、
すなわち、いわゆるガマガエルから分泌される成分で、
強心作用があります。

バナナの皮には、麻向法や覚せい剤取締法で
取り締まられるような成分は入っていないので、安心です。

バナナの皮を利用したサプリメントも市販されています。

バナナの皮には、前立腺肥大に効果がある成分が含まれているようです。






posted by HIRO at 04:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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