(コメント)
トレンド総研(東京都渋谷区)が、
30代〜50代の母親500名を対象として、
家庭の常備薬として用意している薬・アイテムについて
アンケートした結果、
風邪薬は3位で、
第1位は、「絆創膏(ばんそうこう)」でした。
実際に、順位と割合を並べてみると、
下記のとおりです。
第1位「絆創膏」94%
第2位「マスク」88%
第3位「風邪薬」86%
第4位「熱冷却シート」84%
第5位「目薬」79%
絆創膏やマスク、冷却シートは医薬品ではありませんので、
常備薬と言われるとちょっと違和感がありますが……。
1位の絆創膏の呼び方は、地域や年代によって違うようです。
カットバンやバンドエイドが一般的だとは思いますが、
サビオ、キズバンとも呼ばれるようです。
熊本などの九州地方では、
「リバテープ」が有力です。
地域による絆創膏のおおよその傾向は次のとおりです。
絆創膏:石川県、福井県、新潟県、長野県、静岡県
カットバン:青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、山梨県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、高知県、長崎県、鹿児島県
バンドエイド:栃木県、茨城県、千葉県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府、滋賀県、京都府、兵庫県、香川県、徳島県
リバテープ:奈良県、福岡県、佐賀県、大分県、熊本県、宮崎県、沖縄県
サビオ:北海道、和歌山県、広島県
キズバン:富山県
サビオなどは、とびとびになっていて、不思議な感じです。
どのように、呼び名が形成されていったのか、
気になります。
その点、風邪薬は、ルルやパブロンなど、
有名なブランドはありますが、
風邪薬の代名詞として使われることは聞いことがありません。
このような違いも何故あるのか、気になります。
常備薬として書かれていた、
絆創膏、マスク、風邪薬、熱冷却シート、目薬
のうち、
医薬品と呼べるのは、風邪薬と目薬のみです。
絆創膏は、医療機器に該当するものが多いですが、
ガーゼ部分にアクリノールや塩化ベンザルコニウムなどの
殺菌消毒薬を含んだものは、
薬事法上は医薬部外品になります。
(一部、医薬品に該当する絆創膏もあるようです)