(コメント)
本当の美しさは体の内側からつくられるということで、
お茶に注目した記事です。
お茶というと、通常は緑茶を意味しますが、
茶葉を使用しない嗜好性飲料も総じて「茶」と呼ばれることがあります。
茶と呼ばれるがチャノキ以外の植物などから作られる飲料及び、
複数の原料を調合した非茶類の飲料のことを
茶外茶(ちゃがいちゃ)と呼ぶようです。
今回の記事も、緑茶や紅茶の他に、
いわゆる茶外茶を含めた記事です。
まず、紅茶が、美肌効果とダイエット効果があるとして
あげられています。
紅茶ポリフェノール(別名タンニン)は知っていましたが、
ハイドロキノンが入っているというのには、
ちょっと驚きました。
ハイドロキノンは、英語で、hydroquinoneと書き、
ヒドロキノン とも呼ばれます。
紅茶の他にも、イチゴ類、麦芽、コーヒーなど、
自然のものにも含まれているようです。
ハイドロキノンは、強力な還元力があり、
医薬品・医薬部外品として
漂白作用が期待され、
美白を目的に使用されます。
実は、写真の現像にも使われていて、
現像していた人の肌が白くなったことから
美白作用もあることがわかり、
使用されるようになったそうです。
ただし、還元力が強いということは、
ハイドロキノンそのものは酸化しやすく
不安定だということにもなります。
外用での効果はあるようですが、
食べても効果はあるのでしょうか?
また、紅茶にどのくらいの量が含まれているのかも気になります。
そんなに大量に含まれているとは
思えないのですが・・・・・・
紅茶にはダイエット効果も期待されています。
紅茶にはカフェインが含まれ、
このカフェインが脂肪燃焼を促す作用のほか、
利尿促進や便秘解消なども期待できます。
次に緑茶に、疲労回復効果とアンチエイジング効果があげられています。
疲労回復効果の一つは、紅茶と同じくカフェインの働きもあると思います。
お茶はもともと、薬で、漢方薬としても使われています。
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)という漢方薬は、
頭痛の薬として有名です。
日本には、座禅の時の眠気覚ましの目的で入って来たようです。
アンチエイジング効果に関わる成分として、茶カテキンが上げられています。
カテキンもポルフェロールの一種です。
殺菌効果があり、歯磨き粉やシャンプー、消臭剤などの衛生用品に緑茶が使われるのも、
このカテキンの殺菌作用によるようです。
茶カテキンは、
虫歯や口臭の予防に役立ちます。
次にあげられているのが、とうもろこしのひげ茶です。
とうもろこしのひげのことを
漢方では南蛮毛(なんばんもう、なんばんげ)と言います。
利尿作用が有名で、
以前は、医薬品扱いでしたが、
近年、食薬区分が改正されて、
健康食品・サプリメントとしても利用できるようになりました。
記事では、「生理前のイライラや体の不調を和らげるほか、
繊維や鉄分を多く含んでいて、普段不足しがちなミネラルを効果的に摂ることができます。
高血圧や肥満の改善にも効果があると言われています。」
と書かれています。
利尿作用が書かれていないのは不思議です。
足のむくみ(浮腫)などにも良いようです。
次に上げられているのは、
オミジャ茶です。
オミジャとは五味子(ごみし)のことのようです。
残念ながらこちらは、医薬品扱いとなってしまいますので、
日本では健康食品・サプリメントとしては利用することができません。
漢方では、滋養、強壮、虚弱、また鎮咳、止瀉薬として気管支炎、ゼンソクなど痰の多いときや下痢などに応用します。
花粉症や喘息などに良く利用される小青竜湯(しょうせいりゅうとう)にも、
この五味子(ごみし)が配合されています。
また、肝機能改善作用もあると言われています。
次に上げられているのは、柚子茶(ゆずちゃ)です。
柚子に含まれるビタミンCの働きで、
美肌や風邪予防に効果があるそうですが、
ビタミンCを含んだお茶といえば、柿の葉茶の方が有名な気がします。
次に上げられているのが、生姜茶(しょうがちゃ)です。
一時、ショウガはブームになりましたが、
現在も根強い人気があるようです。
ショウガは乾燥させることにより、
体を温める作用は強くなります。
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