2014年04月10日

頭がよくなるだけじゃない! 子どもにDHAを食べさせたくなる4つのワケ


(コメント)
記事では、DHAの効能について、
下記の5つのことが書かれています。
1.頭がよくなる
2.子どもの不眠を解消
3.アレルギーを予防
4.子どもの近視を改善
5.運動能力を高める

DHAで頭が良くなるのは、
DHAが脳内に入り込み、
神経細胞を活発化させ、
記憶力や学習能力がアップすると
いわれているそうです。

睡眠に関しては、
オックスフォード大学の調査で、
子供のDHAの濃度と睡眠との関係を調べた所、
血液中のDHA濃度が高い子供は
長時間、質がよい眠りを得ることができ、
血液中のDHA濃度が低い子供は睡眠時間が短い
との結果が出たそうです。

これは先に書いたDHAの神経に対する作用と
関係あるのかもしれません。

アレルギーに関しては、
DHAには、アレルギー症状を引き起こすアレルゲンと結びつく成分、
メディエーターの生成を抑制する働きがあり、
アレルギーの予防に効果があるといわれているそうです。

またDHAに含まれるシクロオキシゲナーゼという成分は花粉症、喘息などの
アレルギーを促進する酵素を阻害する効果があると書かれていますが、
ここは意味が良くわかりません。

シクロオキシゲナーゼ(Cyclooxygenase)は、
略してCOX(コックス)と呼ばれることも多く、
アラキドン酸という脂肪酸を
プロスタグランジンやトロンボキサンなどの
プロスタノイドと呼ばれる生理活性物質の一群に代謝する過程に関与する酵素です。

DHAは脂肪酸の一種ですので、
これに酵素であるシクロオキシゲナーゼが含まれるという記述は
意味がわかりません。

DHAがアレルギーを抑制する仕組みは、
アラキドン酸とは別のプロスタノイドが生成されるためです。
 n-6系のアラキドン酸からは、
PGI2、LTB4、TXA2が生成されますが、
これに対して、
n-3系のEPA・DHAからは、
PGI3、LTB5、TXA3が生成されます。

この違いによって、アレルギーやアトピーの炎症が弱まると考えられています。
このことを、DHAやEPAがシクロオキシゲナーゼを抑制すると言ったりすることもあるようです。

DHAの視力回復作用に関しては、
DHAが目の網膜に含まれる脂肪酸の約40%を占めていることを理由にあげていますが、
これだけでは説得力は弱いように感じます。
動体視力の改善にも効果的と書かれていますが、
これも詳しい理由は書かれていません。

DHAの運動能力を高める作用に関しては、
血液がサラサラになることにより、
酸素や栄養分が運ばれやすくなることが理由としてあげられています。
DHAを摂取したことにより長距離ランナーの記録が向上したとの報告もあるそうです。

多価不飽和脂肪酸の一つであるn-3系のDHAが
多く含まれている食物は魚です。
特にサバやイワシ、サンマ、マグロ、ニシンなどの青魚に、
DHAは多く含まれています。

これらの魚を毎日食べれば良いのでしょうが、
最近の子供は魚を嫌いな場合も多いようです。

そのような場合は、健康食品・サプリメントを利用するのも一つの方法かもしれません。

サプリメントに使われるDHA・EPAは、
水銀などの重金属などが除去されているため、
その点ではより安心できるかもしれません。

ただ、健康食品・サプリメントで、
上記のような効能がある旨を広告すると
薬事法違反となりますので、注意が必要です。

また、食事と違って、
健康食品・サプリメントの場合は、
過量に摂取してしまう可能性もありますので、
その点にも注意しましょう。
「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」といいます。
タグ:DHA
posted by HIRO at 06:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | DHA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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