厚生労働省の研究班が24年間にわたる追跡調査で
DHA(ドコサヘキサエン酸)など魚介類に含まれる食用油の不飽和脂肪酸を
日頃から多く食べれば、
脳卒中や心臓病など循環器系疾患で死亡する恐れが少なくなることが判明したとのことです。
DHAはn-3(ω3)系の飽和脂肪酸の一種です。
類似のものとしてEPAやDPAがあります。
EPAは、昔はエイコサペンタエン酸と呼ばれていましたが、
現在は正しくは、イコサペント酸となります。
ですので、略称はIPAになります。
ただ、昔からエイコサペンタエン酸が使われていたので、
まだ、こちらの方が馴染みがあるようです。
n-3系不飽和脂肪酸という言い方も、
まだ、一般的ではなく、
ω-3(オメガスリー)の方が通りが良いようです。
一度、世の中に広まってしまうと、
なかなか訂正されないようです。
最近のように、コピペで文書を書く人が増えると、
余計に古い情報がそのまま広がってしまうようにも感じます。
n-3系の健康食品・サプリメントは、
世界的にも注目されていて、
エビデンスが一番豊富だと言われています。
更には、EPAは、医療用医薬品としても利用されていて、
最近、一般用医薬品にもスイッチされました。
また、トクホでも、DHA・EPAは関与する成分として認められています。
また、日本でもアメリカと同じように、
健康食品・サプリメントに効能・効果を書いても良いように
しようという動きがあります。
DHAやEPAなどのようなn-3系脂肪酸は、
効能・効果を表示するようになる候補の一つになっています。