(コメント)
一時ブームを起こして、話題となったコエンザイムQ10ですが、
その当時に使用されていたコエンザイムQ10は、
酸化型のものでした。
医薬品に使用されているコエンザイムQ10も、
酸化型のものです。
今回、記事になっているのは、
これらのコエンザイムQ10とは異なり、
還元型と呼ばれるものです。
酸化型のコエンザイムQ10は、
体内に入ったあとで還元型のコエンザイムQ10に変換されますので、
同じようなものかとも思われますが、
年齢や体調などによっては、体内の還元力が弱く、
酸化型のコエンザイムQ10が、
還元型にならずに、そのまま排出されてしまう可能性もあります。
体内で働くのは還元型のコエンザイムQ10ですので、
還元型のコエンザイムQ10を直接摂取した方が効率的ということになります。
ただ、この還元型のコエンザイムQ10は安定性が悪く、
すぐに酸化型に変化してしまいます。
このため、一般的な錠剤や顆粒剤では、還元型コエンザイムQ10は使用できず、
ソフトカプセルが使用されます。
今回の記事では、還元型コエンザイムQ10(還元型CoQ10)の摂取にる
老化遅延と齢性難聴の進行抑制効果の
作用機序を解明したとのことです。
酸化型でも効果がある程度あったので、
還元型では、更なる効果が期待できそうです。
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