2013年12月07日

ハチの経済価値は予想以上に大、ドイツ研究

(コメント)
国連環境計画(UN Environment Programme、UNEP)の2011年の報告によると、
ハチやその他の昆虫による受粉は、
世界の食糧生産の総価値の9.5%、
金額にして約2040億ドル(約21兆円)相当を担っている。
とのことで、
更に、蜂(ハチ)によって受粉したイチゴの方が、
風により受粉したイチゴよりも、
色が赤く、重さも重く、実も堅く、日持ちするとのことです。

記事には、何故このような違いが出るのかまでの解説はありませんでしたので、
理由は良くわかりませんが、すごいことです。

最近、このハチが突然いなくなるという問題が発生しています。
原因は良くわかっていませんが、
農薬が関係するのではないかと言われています。
養蜂家は大変なようです。


ハチ由来の医薬品・健康食品素材としては、
 1.ローヤルゼリー、
 2.プロポリス、
 3.花粉(ビーポーレン)、
 4.蜂蜜(ハチミツ)、
 5.蜜蝋(ミツロウ)、
 6.ハチ毒
などがあります。

ローヤルゼリーは、英語で、royal jellyと言い、
ロイヤルゼリーとも言います。

若い働き蜂が花粉や蜂蜜を食べ、
体内で分解・合成し、上顎と下顎の咽頭腺や大腮腺から分泌する物質です。
ハチミツ(蜂蜜)と混同されることがありますが、
全く異なるものです。

味も、酸味のある独特なもので、
決して美味しいものではありません。

美味しくないと言えば、
プロポリスの方がもっと美味しくないかもしれません。

ローヤルゼリーの効果については、
1954年に、当時80歳であったローマ法王ピオ十二世が、
病で衰弱していた時に
ローヤルゼリーを服用することで、激的に回復し、
1958年、イタリア(ローマ)で開かれた第12回国際養蜂会議で、
ピオ十二世自らミツバチを称えるスピーチを行ったため、
ブームになりました。

ローヤルゼリーに特長的な成分としては、
デセン酸があります。

ただ、ローヤルゼリーの効果については、色々と研究されていますが、
どの成分が、どように効くのかといった
作用機序が良くわかるようなデータは無いようです。

医薬品にもローヤルゼリーが配合されているものもありますが、
健康食品・サプリメントとしての利用も多いようです。

医薬品としてのローヤルゼリーは、いわゆる滋養強壮剤に配合されることが多いようです。

蜂蜜(はちみつ)は、甘味料としての使用が主ですが、
実は医薬品としても使われます。
生のまま飲めば便秘に効果があります。
加熱すると、逆に下痢を止める作用が期待できます。

蜜煎導(みつせんどう)という坐薬(ざやく)は、
蜂蜜を熱して固めたもので、
便秘に使われます。
3世紀頃に書かれたといわれる漢方の書物の
『傷寒論』(しょうかんろん)に記載されています。

ハチミツとショウガを入れた飲み物は、
風邪薬にもなりそうです。


posted by HIRO at 07:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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