(コメント)
バナナは、漢字で、甘蕉、実芭蕉と書きますが、
バショウ科バショウ属のうち、果実を食用とする品種群を言います。
原産地は熱帯アジア、マレーシアなどで、
パプアニューギニアで裁培が始まったと言われています。
通常のバナナは種が無いと思われがちですが、
良く見ると、種の痕跡らしきものがあり、
原種のバナナには、種があります。
バナナは日本では果物のイメージですが、
オセアニアやアフリカなどでは、
主食として食べられる所もあります。
また、バナナが実るのは、
バナナノキと呼ばれますが、
これは木本ではなく、草本、すなわち、草です。
農林水産省の区分では、
木になるものを果物、
早になるものは野菜とされていますので、
スイカやメロン、イチゴと同様に、
バナナは野菜ということになります。
なじみ深いバナナですが、
筑波大学 医学医療系 谷中昭典教授の研究では、
バナナを1日に2本食べると、
スギ花粉症がやわらぐとの記事です。
「バナナにはビタミンB6がほかの食材より多く含まれており、
ビタミンB6はセロトニンなどの脳内伝達物質の合成を促進させる。
セロトニンは脳内の抑うつ気分を改善させる効果があり、
これが花粉症の改善に影響している」
と書かれてますが、
ビタミンB6だけの効果であれば、
医薬品やサプリメントのビタミン剤を飲んでも良さそうですが、
それほど花粉症に効果があるとは思えませんので、
他にも何か重要な成分ではないでしょうか?
どうして効くのかは、疑問ですが、
バナナを食べるだけで、花粉症の症状がやわらぐのであれば、
試してみるのも良いかもしれません。
以前、朝バナナダイエットが流行したことがありましたが、
このような単一食物によるダイエットは、
余りおすすめできません。
基本的には、栄養バランスに気を付けて、
色々なものを食べることが重要です。
バナナは主食にもなるくらい、
カロリーは高めですので、
食べ方には工夫が必要だと思います。
バナナには糖分も多く含まれていますので、
食べた後は、虫歯や歯周病にならないように、
しっかりと歯みがきをしましょう。