(コメント)
楽天リサーチが、20代から60代の男女計500人を対象に、
11月7日・8日の2日間にかけて行った「風邪」に関するインターネット調査の結果では、
風邪の治し方のトップ3は、
1位 市販薬の服用、
2位 ひたすら寝る
3位 病院へ行く
だそうです。
市販の風邪薬を服用するのが一位ですが、
風邪薬は、症状を抑えるだけで、
風邪そのものを治すわけではありません。
病院へ行っても、
特に治療ができるわけではありません。
病院へ行くメリットとしては、
他の重大な病気が無いか確認できることでしょうか?
ただの風邪と思っても、実際は違う病気の初期症状であったり、
風邪から合併症として他の病気が起こる可能性があります。
風邪といっても、原因は様々ですので、
特効薬はありません。
以前は病院へ行くと抗生物質が処方されることが多かったようですが、
風邪やインフルエンザは、ウイルスが原因のものが多く、
抗生物質は効果がありません。
抗生物質が処方されるのは、合併症を予防する為とされていましたが、
耐性菌の出現など、デメリットの方が多い為、
最近は使われなくなってきています。
風邪は、かからないように予防することが大切です。
予防方法の実践状況の調査では、
「手洗いをする(53.6%)」、
「うがいをする(46.8%)」、
「十分な睡眠をとる(34.4%)」
が多いようです。
うがいは以前から予防効果があるのか、無いのか
議論があります。
手洗いは、以前はうがいほど言われていませんでしたが、
最近は、うがいよりも重要視されてきています。
睡眠を充分にとるのは、
風邪の予防だけでなく、
健康な生活の基本です。
インフルエンザの予防方法として、
予防接種がありますが、
今回の調査では、半数が受けていないとのことです。
まだ、シーズンの最初なので、今後受ける人もいるかもしれません。
予防接種を受けない理由としては、
「受けてもインフルエンザにかかる時があるから(37.2%)」
「有料で受けることになるから(29.7%)」
「日ごろの風邪予防だけで十分だから(23.4%)」
ということです。
予防接種のメリットとデメリットを考えると、
受けるか受けないかは、難しいところです。