2013年10月22日

ヤマノ キャッツクロー配合の「PCサプリ」



(コメント)
 福岡県にある株式会社ヤマノが、
キャッツクローやカシスを配合した
「PCサプリ」という健康食品を販売したという記事です。

キャッツクローは、英語で書くとCat's Clawで、
そのまま訳すと、「猫の爪」になります。

虎(トラ)の骨は漢方で使われていますので、
猫の爪が、健康食品・サプリメントで使われても
おかしくはないかもしれませんが、
実際には、南米ペルーの植物で、
学名(ラテン名)は、Uncaria tomentosa(ウンカリア トメントーサ)と言います。

化粧品に配合される場合の名称は、ウンカリアトメントサです。

葉の付け眼に特徴的な太い刺(とげ)があり、
この刺が猫の爪のように見えるため、
キャッツクローと呼ばれます。


キャッツクローは、
中央ペルー・アマゾンの先住民族が、伝承薬として使用していました。
免疫機能を整えたり、抗炎症作用などがあると考えられています。

キャッツクローを配合したサプリメントとしては、
関節炎や関節リウマチなどの痛みのあるものや、
癌などに使われるものが多いと思いますが、
今回の記事のものは、いわゆるアイケア系のサプリメントですので、
ちょっと珍しいと思います。

目からくる肩や首の違和感を和らげる作用を期待して
キャッツクローを配合しているようです。

キャッツクローに類似した生薬としては、
釣藤鈎(ちょうとうこう)があります。

釣藤鈎は、漢方薬としては比較的新しい生薬で、
釣藤散(ちょうとうさん)抑肝散加(よくかんさん)、七物降下湯(しちもつこうかとう)などに配合されています。

同じ属の植物ですが、
キャッツクローは健康食品・サプリメントに使用でき、
一方の釣藤鈎(ちょうとうこう)は医薬品にしか使用できす、
健康食品・サプリメントには使用できません。



この他、カシスやルテインも配合されています。

アイケアサプリの定番のブルーベリー(ビルベリー)は配合されていないようです。

ブルーベリーに関しては、
余り効果が無いという意見もあり、
カシスやルテインの方がデータ的には揃っているように思割れます。

特にルテインの研究はかなり豊富です。

ルテインに類似の成分としては、
アスタキサンチンやクロセチン、ゼアキサンチンがあります。

いずれも、カロテノイドの一種です。

また、目に良い成分としては、上記の他に、
DHA、メグスリノキ、アイブライトなどがあります。

ただ、健康食品・サプリメントは医薬品ではありませんので、
効能・効果を訴求することはできません。


posted by HIRO at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | DHA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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