2011年08月06日

松田直樹選手が死去



(コメント)
 松田直樹選手のご冥福をお祈りします。

心筋梗塞は、心臓に血液を送る冠動脈という血管が詰まってしまう病気です。

詰まった先の心筋(心臓の筋肉)が酸素不足に陥り、壊死(えし)してしまいます。

心筋梗塞のリスク因子としては、
脂質異常症、高血圧症、喫煙、糖尿病、肥満、高尿酸血症、血液凝固系の異常、加齢、遺伝、閉経、歯周病などがあります。

メタボの原因とほぼ同じです。

今回の松田直樹選手の場合は、サッカーをやつているので、
メタボリックシンドロームは関係なさそうで、
一般的な心筋梗塞とは、異なるような感じを受けます。

実際、身長1m83cm、体重78kgで、当然ながら肥満などとは関係なさそうです。

1977(昭和52)年3月14日生まれとのことで、
まだ、34歳と若く、通常40歳以上の人がリスクが高いと言われていますので、これも異なります。

どうにも、松田直樹選手が心筋梗塞になるというのが、ピンときません。


原因の一つとして、気温が高かったことが考えられます。

日本人の死因トップ3は、ガン(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患です。
このうち心疾患は心筋梗塞、脳血管疾患は脳梗塞が大きな割合を占めています。

心筋梗塞も、脳梗塞も、どちらも、血管内にできた血液の塊「血栓」(けっせん)が引き起こすもので、起こる場所の違いで、基本的には、同じ病気であるとも考えられ、両方合わせればガンに並ぶほどの死因とされています。
(癌(がん)も、胃がん、肺がん、大腸がんなど色々な部位の癌(がん)を合わせています)

 血栓が詰まる病気は冬のイメージが強く、夏に発症しやすいことが、あまり知られていないようです。

 脳神経外科医であり気象予報士の資格も保有する福永篤志医師は、
「冬に多いと思われている脳梗塞は、実は夏にも多く発症します。大量に汗をかくことで、血液中の水分が減り血栓ができやすくなることが主な原因と考えられます。海外の研究では、脳梗塞死亡率が最も低い平均気温27-29℃間を基準(1倍)とした時、平均気温が32℃に上昇すると死亡率が1.66倍に急増したとの報告もあります。」と夏の血栓に対して注意を呼びかけています。

 松田直樹選手の場合も、この気温が上がったことによる血栓症だったのかもしれません。

 喉(のど)が渇いたと感じてから水分を補給するのでは、遅いそうです。
 事前に水分を補給してからスポーツを始め、喉(のど)の渇きを感じる前に、定期的に水分補給をすることが大切なようです。

 サッカーなどのように、大量の汗をかく場合は、単に水を飲むだけでなく、塩分も補給しないと、水分補給にならないと言われています。
 その為に良く飲まれるのが、ポカリスエットやアクエリアスのようなスポーツ飲料です。

 しかし、少し前まで、サッカーでは、ピッチ上でスポーツ飲料を飲むのは禁止され、水のみを飲んでいたそうです。
 その理由としては、
「スポーツ飲料をこぼしたら芝が傷む」
「競技場のトラックの表面が汚れる」
というものだったそうです。

スポーツ飲料には、発汗によって失われる塩分を補うため、
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどが含まれており、
その中の塩分が、芝生に悪影響を与え、枯れて穴が開けば、
選手の怪我(けが)の原因になるため、
天然芝のピッチで試合を行う場合には、水以外の飲料は禁止されていたそうです。

持久力が問われるスポーツで、スポーツ飲料類の効果が証明されている時代に、水以外は認めないというのは時代錯誤も甚だしいことであることから、現在、国際サッカー連盟FIFAの大会では、既に水以外のスポーツ飲料なども認めています。

日本サッカー協会理会会で、「選手が試合中に水以外の飲料を摂取」できることを決定し、日本もピッチでスポーツドリンクを飲むことが認められるようになりました。

ただ、芝生の管理や補修は非常に手間と費用のかかる作業なので、
試合をやるたびに傷だらけにするわけには行かないため、
自治体が管理しているサッカーのスタジアムや
民間のサッカー場やフットサル場では、
スポーツ飲料の持込みを認めない所もまだあるようです。
残念ながら、全ての会場がスポーツ飲料を全面解禁しているわけではないようです。

松田直樹選手の活動していた所は、スポーツ飲料を飲むことができたのでしょうか?
詳細は不明ですが、このようなことも影響したのかもしれません。


心筋梗塞の予防は基本的には、メタボの改善と同じで、
食事と運動が中心となります。

ただ、心臓に負担がかかると問題がありますので、
運動をする場合は、主治医と相談して行う必要があります。

食事は、バランスが大切で、糖尿病食などが参考になります。

心筋梗塞などの虚血性心疾患によく用いられる漢方薬方には、
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
栝楼薤白運酒湯(かろがいはくはくしゅとう)、
括蔞薤白半夏湯(かろがいはくはんげとう)、
瓜呂薤白桂枝湯(かろがいはくけいしとう)、
木防已湯(もくぼういとう)、
増損木防已(ぞうそんもくぼういとう)、
梔子豉湯(しししとう)、
大陥胸湯(だいかんきょうとう)、
小陥胸湯(しょうかんきょうとう)、
茯苓杏仁甘草湯(ぶくりょうきょうにんかんぞうとう)、
清湿化痰湯(せいしつけたんとう)、
人参湯(にんじんとう)、
千金当帰湯(せんきんとうきとう)、
千金括呂湯(せんきんかろとう)
九痛丸(きゅうつうがん)、
烏頭湯(うずとう)、
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
などがあります。


心筋梗塞などの、虚血性心疾患に良いとされる健康食品・サプリメントには、
  エリタデニン
αリノレン酸
エイコサペンタエン酸(EPA)
  ドコサヘキサエン酸(DHA)
クランベリー
モズク
ビタミンE
アスタキサンチン
コーヒー
レシチン
カカオマスポリフェノール
リスベラトロール(レスベラトロール)
テアフラビン
βカロテン(カロチン)
ホップ
オレイン酸
納豆
クロム
アカミミズ(ルンブルキナーゼ)
ギンコライド
ナットウキナーゼ
ビタミンB6
ビタミンB12
葉酸
乳酸菌
などがあります。

ナットウキナーゼは、血栓を溶かす作用があります。
酵素の一種である、すなわち、タンパク質であることから、
食べても消化管で消化され、そのまま吸収されるわけではないので、
効果が無いと主張する人もいるようですが、
一部がそのまま吸収されているというデータもあるようです。
また、実際、ナットウキナーゼを飲むと、血栓の分解物が増えることは確認できますので、
効果が無いという主張は誤りです。

ただ、何がどう効果を発揮するのか、良くわからない所があるのも事実です。

健康食品・サプリメントは、効能・効果を訴求すると、
薬事法違反となりますので、注意しましょう。


心筋梗塞のリスク因子として、
歯周病も注目されています。

心筋梗塞を起こした血栓の中から、歯周病菌がみつかるそうです。

そういう意味で、心筋梗塞の予防には、歯ブラシを使った歯みがきが重要と考えられます。

歯ブラシを使った歯みがきは、丁寧に一本ずつする必要があると言われています。

余り器用でない、歯みがきの苦手な人は、
電動歯ブラシを利用した歯みがきを考慮しても良いかもしれません。

電動歯ブラシは、もともと体の不自由な人の歯みがきの為に開発されたものですが、
現在では一般の人も、通常の歯ブラシで歯みがきするよりも良く歯垢が落ちるということで、
使われるようになってきています。
ポケットドルツのように、持ち運べる電動歯ブラシも流っているようです。

歯周病に良いといわれる歯みがき剤もありますので、
このような歯みがき剤を利用して歯みがきをするのも良いかもしれません。

歯周病は、心筋梗塞だけでなく、糖尿病など色々な病気の深く関わっていると言われています。
口の中の健康は全身の健康につながります。

歯ブラシでしっかりとみがきましょう。
タグ:心筋梗塞
posted by HIRO at 06:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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