2011年05月07日

2種類の薬の混合使用で減量効果、米研究



(コメント)
トピラマートは、1995年にイギリス、1996年にアメリカで医薬品として承認されていますが、
日本で医薬品として承認されたのは、2007年7月31日で、10年以上遅れて承認されています。
一種のドラッグラグでしょうか?

トピラマートは、既存の抗てんかん薬が有する作用以外に、
癲癇(てんかん)発作のきっかけとなるAMPA受容体にも作用することが特徴です。
臨床試験においても、この薬を追加することで、癲癇(てんかん)の発作頻度が
30%以上減少することが確かめられています。

日本で承認された効能・効果は、「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法ですが、
海外の臨床試験では、トピラマート単独でも、てんかんの部分発作などに対する有効性が認められています。

トピラマートの副作用としては、
注意力・記銘力低下、言語障害、抑うつ状態といった中枢性の副作用が認められています。
更に、重大な副作用として、
(1)代謝性アシドーシス
  息苦しい、息が荒い、脱力、筋肉痛、動悸、吐き気、腹痛、意識がうすれる。

(2)閉塞隅角緑内障およびそれに伴う急性近眼
  視力の急激な低下、目が痛い、見えにくい、かすんで見える(光の回りに虹の輪)、頭痛、吐き気。

(3)乏汗およびそれに伴う高体温
  汗が少ない、体温上昇。

(4)腎結石、尿路結石
  排尿時の痛み、下腹部・横腹の痛み、尿の濁り、血尿。

などの報告があるので、注意が必要です。

なお、薬事法上は承認されていませんが、
アルコール依存治療薬としても効果があるそうです。


フェンテルミン(Phentermine Hydrochloride)は、交感神経刺激アミンsympathomimetic amineと同種で、中枢神経を刺激する食欲減退刺激剤Anorexiants Stimulantsに分類されます。

覚醒剤(かくせいざい)であるアンフェタミン(amphetamine)に類似しています。
脳の食欲中枢に働きかけ、空腹感を感じさせなくする作用があり移す。
心臓や肝機能障害、甲状腺障害などの副作用があり、
日本では医薬品として承認されていません。

この二つの医薬品を組み合わすと、
減量薬の「ゼニカル」や「アライ」などの商品名で知られる、
オルリスタットよりも、減量効果が良くなるとの記事です。

しかも、トピラマートの重大な副作用が、
フェンテルミンと併用することで、発生しないとのことです。
口の渇きや便秘の副作用は見られたようです。

これが本当だと、ダイエット・減量に悩む人にとっては、福音となるかもしれません。

ただ、どちらの医薬品も、中枢、すなわち脳に作用する薬ですので、
ちょっとこわい気もします。

臨床試験では大きな副作用は見られなかったようですが、
本格的に使われるようになると、
今後、色々な副作用が報告されるようになる可能性もあります。


やはり、ダイエット・減量の基本は、
食事と運動です。

薬は最後の手段にしたいものです。
posted by HIRO at 15:51 | Comment(0) | TrackBack(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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