2010年08月28日

タミフルが効かない新型豚インフルエンザウイルス出現



(コメント)
 2009年の春、4月頃にメキシコでの流行が認知された後、世界的に新型インフルエンザが流行し、初期には豚インフルエンザと呼ばれていました。

 今回の記事は、豚インフルエンザにタミフル耐性のものが出てきたとのことです。
季節性インフルエンザのAソ連型では、ほとんどのウイルスがタミフル耐性に置き換わっていますので、豚インフルエンザもタミフル耐性のものがほとんどになるかもしれません。

 インフルエンザの治療薬としては、ノイラミニダーゼ(NA)を阻害する抗ウイルス薬が良く知られています。

 その中でも特に良く知られているものがタミフル(一般名:オセルタミビル)ですが、その他にも、ザナミビル(商品名:リレンザ)、ペラミビル(商品名:ラピアクタ)があります。

 タミフルに耐性を持つものも、リレンザが効果を発揮することが多いので、リレンザやラピアクタを用いることも必要かもしれません。

 ただ、タミフルは、内服で服用が比較的簡単であるのに対して、リレンザは、吸入でやや服用が手間なようです。

 ラピアクタに致っては、点滴静注となっています。
ラピアクタの用法・用量は、通常、成人にはペラミビルとして300mgを15分以上かけて単回点滴静注します。
 重症化リスクのある患者には、1日1回600mgを15分以上かけて単回点滴静注するが、症状に応じて連日反復投与できる、となっています。

 ただ、点滴注射には、経口での服用が困難な患者にも投与可能であるというメリットもあります。

 ラピアクタは、塩野義製薬が2009年10月に厚生労働省に承認申請し、2010年1月13日、世界で初めて成人用が承認されました。通常、医薬品の承認には通常1年から2年は掛かりますが、新型インフルエンザの流行が考慮されたため、異例のスピード承認となりました。
 タミフル耐性のインフルエンザへの対応も念頭にあったと思われます。


インフルエンザの予防に漢方薬では、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)が効果があるのではないかと期待されています。

また、健康食品・サプリメントとしては、カシス、燕窩(えんか)、ラクトフェリン、緑茶、ニンニク、ウコン、小麦発酵抽出物などに予防効果があるのではないかと期待されています。


インフルエンザの漢方治療には、麻黄湯(まおうとう)、葛根湯(かっこんとう)、桂枝湯(けいしとう)、香蘇散(こうそさん)、桂枝麻黄各半湯(けいしまおうかくはんとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、真武湯(しんぶとう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、銀翹散(ぎんぎょうさん)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、大青竜湯(だいせいりゅうとう)などが、体質や症状などに合わせて使われます。

民間療法では、梅干の黒焼き、地竜(じりゅう;みみず)、ネギ、辛夷(しんい;こぶしの蕾)などが使われます。

posted by HIRO at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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