2010年05月03日

昇進の条件はダイエット、ネパール警察が肥満対策で新制度



(コメント)
 いわゆる発展途上国でも肥満が問題となっているようで、少し驚きました。

 ネパールはインドに接しているため、インドの伝統医学であるアーユルベーダ(アーユルヴェーダ)医学も普及しているようです。

 アーユルベーダで使用される薬草類で、ダイエットに良いとして注目されているものに、フェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum)があります。

 フェヌグリークは、漢薬名を胡蘆巴(コロハ、胡芦巴)ともいいます。

フェヌグリークは、インドや南ヨーロッパ原産で、北アフリカやインド、地中海地方に移植されて、食べられてきました。
 アーユルヴェーダでは、去痰や消化不良・咳・気管支炎など様々な病気の薬として、また神経系の薬や乳汁の分泌促進としても使用されてきました。
 

 このフェヌグリークが血糖値を減少させることがわかり、注目されています。

 フェヌグリーク種子のサプリメントを使用したヒト臨床試験では、血中コレステロール、トリグリセリド(TG;中性脂肪)、および低比重リポ蛋白(LDL;悪玉コレステロール)の減少が示されました。

 更に、ヒトおよびモデル実験動物を使用したいくつかの研究で、フェヌグリークが1型および2型両方の糖尿病において効果があることが示されています。

 フェヌグリークに含まれる4-ヒドロキシイソロイシンという成分が注目されています。

 また、食物繊維を豊富に含み、この他、サポニン、セレニウム、鉄、ケイ素、ナトリウム、およびビタミンB1なども含みます。


 胡蘆巴は、乳汁分泌を促す、すなわち催乳剤としても使われます。
これは、見方を変えれば、バストアップにもつながると考えられます。
 残念ながら、明確な医学的な根拠は無いようですが、そのような効果を期待した健康食品・サプリメントはあるようです。

 ダイエットしながら、バストアップにもつながるフェヌグリークは、理想的な健康食品・サプリメント素材かもしれません。

 このフェヌグリークの作用は、女性だけではなく、男性にも魅力です。
 中国の薬で、精力剤として有名な、男宝にもこの胡蘆巴が含まれています。
 

 漢方薬の八味丸(はちみがん)も糖尿病の治療や強精剤として使われます。
 糖尿病と精力というと、一見関係が無さそうですが、中国医学や漢方では、深い関わりを持っていると考えられます。

 その中心的な考えが、「腎」(じん)です。

漢方でいう、腎は、西洋医学の腎臓とは異なり、かなり広い意味で使われます。

糖尿病も精力減退も、どちらも「腎」が深く関わっていると考えられます。
つまり、「腎」を改善することで、糖尿病も精力も改善するということです。

昔から重要なことを「肝腎要(かんじんかなめ)」というように、肝と腎は、漢方では重要視されてきました。
詳細は下記サイトをご参考下さい。
漢方の肝腎要


昔から糖尿病になると勃起しにくくなることは、経験的に知られており、ED(インポテンツ)と、糖尿病は関係が深いことがわかっていました。
現代医学的に解釈すれば、糖尿病になると、血行が悪くなるため、勃起しにくくなると考えられます。

フェヌグリーク、すなわち胡蘆巴で、糖尿病と精力の両方が改善できるのでしたら、喜ばしいことです。

posted by HIRO at 05:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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