(コメント)
歯みがき剤に含まれるフッ素は、
歯磨きをした後も歯や粘膜などに残り、
少しずつ唾液(だえき)と混ざりあって効果を発揮するので、
このフッ素を残す為に、歯みがきをした後のうがいは、
少量の水(10〜15mL)で1回行うのが良いとの記事です。
フッ素(F)は必須微量元素の一つという意見もありますが、
欠乏と過剰になる量の範囲が狭いと言われ、
フッ素の過剰摂取により、
骨硬化症、脂質代謝障害、糖質代謝障害などが起こるとされています。
フッ素の過剰摂取に関連して生じる疾病(しっぺい)のことを
フッ素症とも言います。
フッ素の摂取については、
賛否両論があります。
アメリカでは、水道にフッ素を添加していますが、
日本では、水道法で0.8mg/Lと定められていて、
フッ素の添加は認められていません。
歯みがき剤には、
スッキリ感を出す為にメントールが配合されていたり、
歯を磨く為の研磨剤などが配合されているものが多くなっています。
この研磨剤が歯をけずると言って、
いやがる方もいます。
特に電動歯ブラシを使う場合は、
通常の研磨剤の入ったものを使うと
磨き過ぎる可能性があります。
フッ素を歯に塗りたい場合、
通常の歯みがき剤とは別に
ゾンネボード社のレノビーゴがあります。
歯みがきをして汚れを落とし、歯をきれいにした後、
レノビーゴを乾いた歯ブラシに適量(7〜8回)吹き付け、
その歯ブラシで歯全体に行きわたらせます。
すすぎをしてはいけませんが、
どうしてもすすぎたい場合は、
1〜2分経ってから、すすいで下さい。
すすぎをしない方が、フッ素が口の中に多く残り、
虫歯の予防効果が高くなります。