2014年10月24日

高校の「薬教育」高度化 セルフメディケーションへ 販売規制や副作用など学ぶ


(コメント)
 セルフメディケーションとは、
英語で、Self-medicationと書きます。

selfは自分自身、medicationは薬物治療の意味で、
WHOでは、「自分自身の健康に責任を持ち、
軽度な身体の不調は自分で手当てすること」
と定義しています。

セルフメディケーションを推進する理由としては、
医療費の削減があげられます。
セルフメディケーションが進むと、
単に医療費が減削されるだけでなく、
来院する人が減ることによって、
本当に必要な人への医療が充実するという良い面もあります。

セルフメディケーションに用いられるのは、
主として一般用医薬品です。

一般用医薬品としては、風邪薬や胃腸薬、目薬などがあげられます。

一般用医薬品はリスクによって、第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分けられ、
第1類医薬品がリスクが一番高くなります。

なお、従来第1類医薬品に指定されていたもののうち、
医療用から一般用へスイッチされてすぐのものと、
劇薬に該当するものは、
要指導医薬品へ変更され、一般用医薬品ではなくなりました。

ただ、医療用医薬品とは異なり、
処方箋などは必要ありませんので、
薬局・薬店で購入することができます。

スイッチ医薬品は、それまで病院・診療所で使われていたもので
効果は高いものです。
ただ、副作用も起こり易いので、取り扱いには注意が必要です。

ただ、従来の一般用医薬品だから安全というわけではなく、
スティーブ・ジョブズ症候群のように、
重大な副作用が起こることもあります。

薬は正しく使いましょう。

このような知識を得る為に、
高校でも、薬学教育が行なわれ、
高度なことも習うようです。

正しい知識を身につけ、
健康で過ごしたいものです。

posted by HIRO at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医薬品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エボラ出血熱だけじゃない!世界で流行する「かかると危ない感染症」3つ


(コメント)
 エボラ出血熱のニュースが続いています。
幸いにも、まだ日本での報告は無いようですが、
交通網の発達した現代は、いつエボラ出血熱が発生しても
おかしくない状況です。

エボラ出血熱は、致死率70%とも言われ、
非常におそれられていますが、
死亡者数や患者数、感染方法や確率だけを見ると、
ほかにもっと怖い感染症もたくさんあるとのことです。

記事であげられているのは、
1.インフルエンザと肺炎
2.はしか
3.エンテロウイルス68型
の三つの感染症です。

3のエンテロウイルス68型以外は、
聞き慣れた病気ですが、
意外に怖い病気のようです。
記事では、インフルエンザと肺炎で、
2010年にアメリカ国内だけで、死者数は5万3千人に達するとのことです。

日本でも死亡率の第3位が肺炎になっていますので、
怖い病気です。

2のはしか(麻疹)は、死亡する確率は低いものの、
肺炎に移行したり、聴力を失うなどの後遺症が残ったりするので、
注意が必要とのことです。

3のエンテロウイルス68型は、
呼吸器官に異常が出て、喘息の発作的症状が出て、
小児ポリオのような症状が出る可能性もあり、
死者も発生しているので、
注意が必要です。

1960年代にカリフォルニアで発見された
比較的新しい病気ですが、
今アメリカ中部と東海岸で、子どもの間で広がりつつあるようです。

インフルエンザや肺炎、はしか(麻疹)には
予防接種がありますので、
ある程度の予防は可能ですが、
エンテロウイルス68型は、予防接種などがありません。

予防接種があったとしても完全に病気を防げるわけではありませんので、
普段から、病気に負けない体づくりが大切です。

その為には、食事のバランスを取り、
規則正しい生活を送り、
適度な運動をするなど、
生活習慣を整えることが大切です。

また、手洗いやうがいも正しく行いましょう。
余り知られていませんが、歯ブラシやフロスを使った歯みがきも
感染症の予防に有効です。
うがいをするついでに、歯みがきを行うのも良いかもしれません。


かかってしまったら、医薬品を使うことになりますが、
インフルエンザに一般用医薬品の風邪薬を使用すると
逆効果になることもあります。
特に解熱剤は、病気の回復を遅らせることがあるようです。
一説には、40℃と越えるような高熱でないと、
解熱剤は使用しない方が良いとも言われています。
特に平熱の高い子供の場合は、その傾向が高いそうです。

上記の感染症は、
初期にあらわれる症状は似ていますので、
漢方では同じような薬方が使用されます。

例としてあげれば、
葛根湯(かっこんとう)香蘇散(こうそさん)桂枝湯(けいしとう)小柴胡湯(しょうさいことう)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)参蘇飲(じんそいん)
麻黄附子細辛湯(まおぶしさいしんとう)桂麻各半湯(けいまかくはんとう)
麻黄湯(まおうとう)、大青竜湯(だいせいりゅうとう)
などがあります。

なお、はしか(麻疹)に良く使われる漢方薬としては、
升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)があります。

はしか(麻疹)が内攻した時には、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)なども使われます。

漢方薬は医薬品です。
正しく使わないと副作用のおそれもあります。
必ず専門家に相談して使用しましょう。
posted by HIRO at 06:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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