2014年06月23日

知覚過敏には硝酸カリウム入り歯磨き剤


(コメント)
 知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が歯ぎしりや
歯ブラシによる強過ぎる歯みがきなどで傷付いたり、
加齢や歯周病によって歯茎が後退し、
むき出しになった象牙質に刺激が加わったりすると起こります。

知覚過敏の患者さんは多く、
日本人の3人に1人が経験しているとのことです。

ただ、知覚過敏の症状が出るのは一瞬で、
しみたり、痛んだりする場所もわかっているので、
その場所を避けるなど、
我慢して、治療をしない人も多いようです。

しかしながら、
しみたり、痛んだりする歯を避けて
歯みがきをすると、
歯垢(しこう)がきれいに取り除かれず、
虫歯や歯周病の原因にもなりますので、
知覚過敏の適切なケアが必要です。


知覚過敏の治療薬としては、
硝酸カリウムがあります。
硫酸カリウムを配合した歯みがき剤としては、
シュミテクトが有名です。

シュミテクトは、
医薬品ではなくて、
医薬部外品になります。


硝酸カリウムは、水に溶け、イオン化すると
硝酸イオンとカリウムイオンに分かれます。

そのカリウムイオンが歯髄神経のまわりにイオンバリアを形成し、
外部からの刺激の伝達を防ぎます。

その結果、シミたり痛んだりするのを防ぎます。


知覚過敏かなと思ったら、
歯医者さんに行くのが基本ですが、
上記のように、硫酸カリウムの入った歯みぎき剤を使って
様子を見るのも一つの方法かもしれません。

ただ、知覚過敏と思っても、
虫歯や歯周病が関係している可能性もありますので、
やはり歯医者さんに行くのが良いと思います。

知覚過敏の原因の一つとして、
「酸」があります。

健康に良いということで、
黒酢などを飲む人がいますが、
気を付けないと、
健康に良いどころか、
逆に健康を害する可能性もあるわけです。

更に、知覚過敏症の原因の一つとして、
歯みがきのし過ぎもあります。

特に電動歯ブラシを使っている時に、
研磨剤入りの歯みがき剤を使うと、
知覚過敏などになりやすいようです。


電動歯ブラシを使う場合は、
歯みがき剤を使わないか、
研磨剤の入っていない、電動歯ブラシ用の
歯みがき剤を使いましょう。

posted by HIRO at 18:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。