2014年05月29日

元気な歯ぐきに 指でやさしくマッサージ


(コメント)
 記事によると、
「人は歯が20本以上あると食べ物をおいしく感じる一方、
10本程度に減ると、おいしく感じられなくなる」
とのことですが、
これは、なんとなくイメージできます。

味は単に舌の味蕾(みらい)で感じるだけでなく、
歯ざわりや噛みごたえなども影響してきます。

歯ごたえを感じるのに重要な役割を果たすのが、
「歯根膜(しこんまく)」という組織です。

歯根膜は、歯周靭帯とも呼ばれ、
歯根と歯槽骨の間に存在するうすい膜で、
歯槽骨に歯を植立します。

この歯根膜は、歯にかかる力を敏感に感知することができますが、
歯が抜けるとき一緒にはがれ落ちてしまいます。

記事にあるように、歯が抜ける原因の多くは歯周病で、
虫歯は少ないようです。

50代以上の日本人の8割以上は歯周病にかかっていると考えられています。

虫歯も歯周病も予防が大切で、
その基本は、
歯ブラシや歯間ブラシ、フロスによる
歯みがきです。

歯みがきと言いますが、
歯だけでなく、歯茎も磨くと
マッサージ効果があり、
歯周病に良いようです。

ただ、歯ブラシでは歯茎を傷付けるおそれもあるため、
指でやさしく、歯茎をマッサージするのが
良いようです。

噛むことは、思っている以上に大切です。

歩けなかった人が、
寝たきりだった人が、
噛むことができるようになり、
散歩ができるようになるなど、
劇的に回復することがあります。

虫歯や歯周病で歯を失わず、
いつまでも噛むことができるように、
しっかりと歯みがきをしたいものです。
posted by HIRO at 18:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MERS「2類感染症」指定へ 厚労省 中東を中心に増加



(コメント)
MERSは、Middle East respiratory syndromeの略で、
日本語では、中東呼吸器症候群(ちゅうとうこきゅうきしょうこうぐん)と言います。

MERSは2012年に中東へ渡航歴のある症例から、
イギリスのロンドンで発見された
新種のコロナウイルス(Coronavirus)による感染症です。

コロナウイルスは、一本鎖(+)RNAウイルスの
ニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスを指し、
コロナウイルス亜科、トロウイルス亜科を含みます。

エンベロープ表面に存在する突起によって
太陽のコロナのような外観を持つことから
コロナウイルスと呼ばれるようになりました。

一時、日本で騒がれた、
SARS(サーズ)も、このコロナウイルスの一種です。

MERSコロナウイルスに感染すると
2〜15日の潜伏期を経て、
重症の肺炎、下痢、腎障害等を引き起こします。

2014年5月26日までに、WHOに報告された情報では、
MERSコロナウイルスに感染した確定患者は635名で、
そのうち、死亡者は、193名で、
致命率は30%とされています。

60歳以上の高齢者や
糖尿病や心肺疾患などの他の慢性疾患を患っていると、
特に致死率が高くなるようです。

MERSコロナウイルスに対抗するための特別な治療薬やワクチンは
残念ながらありません。

風邪薬を飲んでも効かないというわけです。

まぁ、もともと通常の風邪薬は、
症状を抑えるだけで、
風邪を治しているわけではありません。

今回、MERS患者が海外で急増したことから、
患者の強制入院などを可能とする
「2類感染症」に指定することを決めたとの記事です。

前から話題になっていたので、
今頃の指定かと、逆にびっくりした。

 一般的には感染しにくく、限定的なようですが、
家族や病院での濃厚接触による感染はあるようです。

 サウジアラビアなど、中東へ旅行した後に、
風邪のような症状が現われたら、
MERSを疑ってみた方が良いかもしれません。
タグ:風邪薬
posted by HIRO at 06:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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