2014年05月21日

オリゴ糖も配合? 新ブランド「おいしいナチュラル」 シャトレーゼ 


(コメント)
株式会社シャトレーゼは、
山梨県甲府市に本社のある
和洋菓子、アイスクリーム、パン、飲料の製造販売を行う企業です。

創業は、昭和30年12月20日ですので、
そこそこ歴史のある会社です。

資本金は、5,000万円で、
従業員数は、1,600人、
売上高は、平成25年3月末で、405億円
となっています。

企業理念は、
「シャトレーゼは、
お菓子を通じてお客様へと体と心の健康を、
そして幸せを提供し、
全てのお客様に喜ばれる企業でありたいと考えます。」
とのことで、
今回の記事のお菓子も、
この理念に沿ったものといえそうです。

「牛乳プリンいちごソース」は、1個63で、
搾りたての牛乳にオリゴ糖を加えたプリンに、
自家製イチゴソースをのせたものです。

オリゴ糖は、腸内環境を整える働きがあり、
オリゴ糖が腸内環境を整えることで、
便秘が改善するだけでなく、
様々な健康効果が期待できます。

腸管というと、食べ物を消化吸収するだけの所のようなイメージですが、
第二の脳とも言われ、
かなり重要な臓器のようです。

オリゴ糖はこの腸内環境を整えますので、
健康に良いと言われています。

そもそもオリゴ糖の「オリゴ」とは、
「少数の」とか「いくつかの」といった意味で、
オリゴ糖は、少数の糖が結合したもの、という意味です。

ただ、この定義では、
砂糖(ショ糖)や果糖もオリゴ糖になってしまいますが、
一般的にオリゴ糖と言った時には、
ヒトの消化酵素で消化されにくい、
難消化性のオリゴ糖のことを
単にオリゴ糖と言うことが多いようです。

健康食品・サプリメントとしても良く利用される
オリゴ糖ですが、実は
医薬品にも使用されているものがあります。

ラクツロース(LACTULOSE)は、
医薬品としても利用されるオリゴ糖で、
日本薬局方にも収載されています。

医薬品としての効能・効果は、
高アンモニア血症に伴う下記症候の改善
精神神経障害、脳波異常、手指振戦
となっています。

肝硬変などの高アンモニア血症などに利用されています。

ヒト消化管粘膜には、ラクツロースを分解する酵素が存在しないため、
経口投与されたラクツロースは消化・吸収されることなく、
下部消化管に達し、ビフィズス菌、乳酸菌によって
利用・分解され、
有機酸(乳酸・酢酸)を産生します。
この有機酸は下記の作用を有することが報告されています。
  @腸管内のpHの低下をもたらす。
  Aアンモニア産生菌の発育を抑制する。
  B腸管内アンモニアの吸収を抑制する。



posted by HIRO at 21:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日清ペットフード ペットフード「ファインアロマプラス」 オリゴ糖・食物繊維配合


(コメント)
 ペットフードなのに、
飼い主も“おいしそう”と感じる香りを付加している商品が
日清ペットフードから販売されたとの記事です。
品目数としては、
ドッグフード12品目、
キャットフード16品目と、
キャットフードの方が多くなってます。

ドッグフードの方は、
新製品が2品目で、
リニューアル品が10品目、
キャットフードの方は、
新製品8品目で、
リニューアル品が8品目とのことです。

リニューアル品は、
ドッグフードの方がやや多いのに、
新製品はキャットフードの方が
圧倒的に多くなっています。

成長カテゴリーへの進出ということで、
キャットフードの新製品が
多くなったようです。

今回の
「飼い主も“おいしそう”と感じる香りを付加」
というのは、室内で飼われるイヌやネコが増えているのが
理由の一つのようです。

確かに、室内で飼うのであれば、
エサのにおいは気になりそうです。

更に、このペットフードには、
オリゴ糖や食物繊維を配合して、
ペットの健康をサポートするようにしています。

オリゴ糖や食物繊維は、
腸内環境を整える働きがありますので、
ペットのにおいも減じるかもしれません。

また、食物繊維やオリゴ糖は、
口内環境を整える働きもありますので、
虫歯や歯周病の予防にもなるかもしれません。

以前は、イヌは虫歯にならないと言われていたのですが、
最近はイヌの寿命が伸びた影響で、
虫歯や歯周病が増えてきていて、
この虫歯や歯周病を予防することが、
ペットの健康にも重要だと認識されてきているようです。

ヒトなら歯ブラシで歯みがきをすれば良いですが、
イヌの歯みがきは慣れないと難しいようです。

小犬の頃から、歯ブラシによる歯みがきに
慣らしておくのが良さそうです。

話は変わりますが、
最近は、ペットフードに対する規制も厳しくなってきています。

ペットフードも健康食品・サプリメントと同様に、
効能・効果をうたうと、厳密に言えば
薬事法違反となってしまいます。

薬事法では、医薬品の定義を

第二条  この法律で「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。
一  日本薬局方に収められている物
二  人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品(以下「機械器具等」という。)でないもの(医薬部外品を除く。)
三  人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)

としています。
「人又は動物」と書かれているので、
動物に対する効果を言っても、やはり薬事法違反になるわけです。

近年は、ヒト用の健康食品・サプリメントをまねて、
DHAやEPAなどを配合したペットフードも出てきていますが、
注意が必要です。
タグ:オリゴ糖 DHA
posted by HIRO at 06:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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