週刊文春が
「薬物使用が原因で足立区の精神病院に入院していた」
「先月下旬には都内の大学病院に緊急入院」
「最近、清原氏の奇行が頻繁に目撃されている」
「覚醒剤などの薬物の禁断症状に苦しんでいる」
「番組撮影中、突然体の震えが始まり、急に汗が噴き出してきて撮影が滞った」
「両手のこぶしを握り締めて踏ん張っていないと立っていられない状態だった」
などと報じているそうです。
これに対し清原氏側は、入院そのものは認めたものの、
あくまでも糖尿病の治療の為だと反論しています。
そして、週刊文春に対して、
名誉毀損など訴訟も含めあらゆる法的手段を通じて
徹底的に抗議するとのことです。
ただ、清原氏は、取材を受けた際に、
ICレコーダーを破壊し、
腕をひねり上げるといった暴行を働いたとも
週刊文春に書かれており、
簡単な裁判とはならないと考えられます。
更には、週刊文春だけでなく、
『東京スポーツ』や『フライデー』も
文春を援護するような記事を書いていますので、
清原氏は分が悪そうです。
合成麻薬MDMAで逮捕された押尾学氏と交友関係が
近かったことから、
以前から清原氏には薬物に関する疑惑がありました。
覚醒剤は、日本では、覚せい剤取締法で禁止されています。
また、合成麻薬であるMDMAは
麻向法(麻薬及び向精神薬取締法)で禁止されています。
これとは別に、大麻は、
大麻取締法で禁止されています。
この「覚せい剤取締法」「麻向法」「大麻取締法」の三つを
薬物三法と呼んでいます。
厳密にはそれぞれ違う法律ですが、
世間的には同じようなものと思われているようです。
ただ、身近な所にも麻薬や覚醒剤に関係のある薬物が使われています。
咳止めに使われる「リン酸ジヒドロコデイン」や「リン酸コデイン」は
1%以下の場合は家庭麻薬と呼ばれ、取り扱い上は麻薬ではなくな責、
一般用の医薬品にも使用できます。
ただ、原料である100%の原末は、当然ながら麻薬扱いです。
コデインは、モルヒネの類似成分ですが、
中枢に対する作用と咳を止める作用を斟酌すると、
モルヒネより咳を止めるには良いようです。
ただ、麻薬としての効果もありますので、
取り扱いには充分な注意が必要です。
一方、癌(がん)などの疼痛がある時にも
麻薬は使われますが、
疼痛がある場合には、
依存症の心配は無いようです。
いたずらに、麻薬ということで、
使用をためらうと、生活の質が落ちてしまいます。
麻薬に限らず、医薬品は正しく使いたいものです。