2012年05月01日
トマトにダイエット効果あり!? 特需で常時20〜40種類のトマトが集結
(コメント)
今年の2月に、京都大学(京大)の河田照雄教授や金英一研究員が発表して、
トマトが品不足になったりしたのは、記憶に新しい所です。
このことが話題になる前から、トマトを使ったダイエットはありました。
トマトには、カロテン(カロチン)やリコペン(リコピン)が含まれていて、
これらが健康に良いとして、健康食品やサプリメントにも利用されていました。
京大でトマトから発見された成分は、
「13-oxo-9,11-octadecadienoic acid(13-oxo-ODA)」という成分です。
まだ、インビトロの実験ですので、
実際に効果があるのかどうかは、今後の研究を待たなければなりませんが、
体に悪くは無さそうです。
この13-oxo-ODAという成分は、
共役リノール酸(CLA)と構造が似ています。
共役リノール酸(conjugated linoleic acid)とはリノール酸の異性体のうち、
炭素-炭素間の二重結合が二個共役した形の部分構造を持つものの総称です。
いずれも化学式は C18H32O2になります。
共役リノール酸は構造的にトランス型の二重結合を有するものも多く、
天然に含まれるトランス脂肪酸ですが、
体内で非共役トランス脂肪酸以外の脂肪酸と同様に振る舞うことから、
アメリカ食品医薬品局(FDA)ではトランス脂肪酸の規制から除外しています。
同様に、デンマークにおけるトランス脂肪酸の規制でも規制対象外となっています。
この共役リノール酸は、体脂肪を落とす効果があるとされています。
13-oxo-ODAは、共役リノール酸と構造が似ていますので、
同じような効果があるのかもしれません。
トマトを利用したダイエットには、色々とありますが、
トマト寒天はその中でも有名です。
以前(2005年2月16日)、NHKのためしてガッテンで、トマト寒天が放送され、話題になったこともあります。トマト寒天の開発者は、諏訪中央病院の鎌田實先生で、トマトも寒天も長野の特産品だということです。
寒天には、糖やコレステロールの吸収が阻害され、血糖値の上昇が緩やかになったり、余分なコレステロールを体外に排出してくれるという作用があります。
トマトには、リコピンが含まれ、抗酸化作用があります。
リコピンは、加熱した方が吸収率が良くなるそうです。
トマト寒天は、無塩トマトジュースと、水と、粉寒天から作ります。
単に加熱して溶かして冷やして固めるだけですので、
作るのは簡単そうです。
これを食事の前に食べると良いようです。
トマトと寒天の両方の効果が期待できますので、
トマトだけのダイエットよりも効果が期待できそうです。
食事の前に食べるのは、食物繊維の働きで、満腹感を得られる為で、
これでトータルの食事量を減らすことができます。
2012年04月28日
中国伝統薬からアレルゲンや有害物質、豪DNA検査で検出
(コメント)
中国製の医薬品、いわゆる中成薬(ちゅうせいやく)に
色々な問題があるとの記事です。
中成薬は、漢方薬と似た中国製の医薬品です。
アリストロキア酸については、
先日も、
「台湾で人気の植物薬、高いがん発症率との関連 米研究」
という記事がありました。
http://news2100.seesaa.net/article/264906585.html
アリストロキア酸については、以前から問題になっていたようですが、
なかなかなくならないようです。
「人体に害を及ぼす恐れのある麻黄(マオウ)」という記事は、少し疑問を感じました。
確かに麻黄は、危険性はあるものの、
一般的にも良く知られる、葛根湯(かっこんとう)や防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などの漢方薬方にも配合されていて、
使い方さえ間違わなければ、問題は少ないように思われます。
それより、危険性については、麻黄よりも附子(ぶし)の方が、高いと思われます。
附子や烏頭は、トリカブトの塊茎(tuber)で、一般に新陳代謝の賦活や鎮痛の目的で使われます。
一応、母根を烏頭(うず、うづ)、子根を附子(ぶし)と区別しますが、市場品は区別されずに使われていることも多いようです。
毒性が高い為、毒性を弱める目的で、修治(しゅうち、しゅうじ、しゅうぢ)が行われます。
炮附子(ほうぶし)、白河附子(しらかわぶし)、加工附子(かこうぶし)が有名です。
変わった修治の方法としては、童便に漬けるというものがあります。
ワシントン条約は、正式には、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ぜつめつのおそれのあるやせいどうしょくぶつのしゅのこくさいとりひきにかんするじょうやく」と呼ばれるもので、
英語では、
Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora
といいます。
条約が採択された都市がワシントンだったので、
ワシントン条約と呼ぶようです。
英文表記の頭文字をとってCITES(サイテス)とも呼ばれことも多いようです。
ワシントン条約で問題となる漢方薬・中成薬等の原料としては、
麝香(じゃこう)や熊胆(ゆうたん)、虎骨(ここつ)、穿山甲(せんざんこう)、犀角(さいかく)などが有名です。
記事にあるサイガはサイガカモシカ(Saiga tatarica L.)のことで、生薬名は、
羚羊角(れいようかく)といいます。
羚羊角は、日本の漢方薬で使われることは少ないですが、
解熱・鎮痙・鎮静作用などがあり、
中医学的には、
平肝熄風、清肝明目、清熱解毒の効果があるとされています。
中国や台湾などからのお土産に、漢方薬を買って帰る方も多いようです。
個人使用の医薬品の持ち込みは、数量等に制限はありますが、
薬事法上、可能です。
しかしながら、上記のようなワシントン条約に違反するようなものが入った医薬品は、国内に持ち込むことができませんので、注意が必要です。
もし、税関で見つかると、没収されてしまいます。
漢方薬は、薬事法上もれっきとした医薬品です。
体質や症状に合わないものを服用すると、
当然ながら副作用が出やすくなります。
必ず専門家に相談してから使用するようにしましょう。
2012年04月25日
アメリカ・カナダでマリファナデー、各地でデモや大麻パーティー
(コメント)
4月20日、アメリカとカナダの各地で
マリファナ(大麻)の合法化を訴えるデモやパーティーが行われたそうです。
4月20日に行われたのは、マリファナの通称が「420(フォー・トゥエンティ)」で、この420を4月20日に見立て、4月20日を「マリファナデー」と呼ぶことに由来するようです。
マリファナの煙草(たばこ)をジョイント(joint)と呼ぶのは、
この記事で初めて知りました。
英辞郎でjointを検索すると、
joint
【名】
結合(部)、接合(部)
〔機械の〕継ぎ手、ジョイント
〔木工の〕仕口
《動物》〔手足や脚の〕関節
《植物》〔茎などの〕節
《地学》節理◆岩石に生じる規則的な割れ目で、溶岩が急激に冷やされるときにできる。柱状節理(columnar joint)、放射状節理(radial joint)などがある。
〈卑〉ペニス
〔ロースト用の〕大きな肉片◆【同】joint of meat
〈俗〉いかがわしい場所、安酒場
《the 〜》〈米俗〉刑務所
〈俗〉建物、住居
〈俗〉マリファナたばこ
【形】
共有の、共同の、連合の
【自動】
継ぎ目でつながる
【他動】
〜を接続する、つなぐ
〜を関節ごとに切り離す
となっていて、「マリファナたばこ」がしっかりと出ています。
「いかがわしい場所」、「安酒場」、「刑務所」などの意味もあるようで、余り良い意味で使われないのでしょうか?
アメリカやカナダでも、マリファナ(大麻)は合法ではありませんが、
「コカインやメタンフェタミンといったハードドラッグの取引のほうが、取り締まり対象としての優先順位が高いと述べ、「420に関しては、平和的にやっている限りはそれほど関知しない」と語った。」
とのことで、大目に見られているようです。
日本では、マリファナ(大麻)は、大麻取締法で規制されています。
「麻」という字が入っているので、良く「麻薬」と間違われますが、麻薬は、「麻薬及び向精神薬取締法」通称「麻向法」で取り締まれるもので、大麻はこの麻薬には含まれません。
大麻取締法による大麻の定義は、
「大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。 」
となっています。
ちなみに、麻薬及び向精神薬取締法(麻向法)による麻薬は、
「麻薬 別表第一に掲げる物をいう。 」となっていて、
その別表第一には、次の物が掲げられています。
一 三―アセトキシ―六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニルヘプタン(別名アセチルメタドール)及びその塩類
二 α―三―アセトキシ―六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニルヘプタン(別名アルファアセチルメタドール)及びその塩類
三 β―三―アセトキシ―六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニルヘプタン(別名ベータアセチルメタドール)及びその塩類
四 α―三―アセトキシ―六―メチルアミノ―四・四―ジフェニルヘプタン(別名ノルアシメタドール)及びその塩類
五 一―〔二―(四―アミノフェニル)エチル〕―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名アニレリジン)及びその塩類
六 N―アリルノルモルヒネ(別名ナロルフィン)、そのエステル及びこれらの塩類
七 三―アリル―一―メチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名アリルプロジン)及びその塩類
八 エクゴニン及びその塩類
九 三―(N―エチル―N―メチルアミノ)―一・一―ジ―(二―チエニル)―一―ブテン(別名エチルメチルチアンプテン)及びその塩類
十 α―三―エチル―一―メチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名アルファメプロジン)及びその塩類
十一 β―三―エチル―一―メチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名ペータメプロジン)及びその塩類
十二 二―(四―クロロベンジル)―一―(ジエチルアミノ)エチル―五―ニトロベンズイミダゾール(別名クロニタゼン)及びその塩類
十三 コカインその他エクゴニンのエステル及びその塩類
十四 コカ葉
十五 コデイン、エチルモルヒネその他モルヒネのエーテル及びその塩類
十六 ジアセチルモルヒネ(別名ヘロイン)その他モルヒネのエステル及びその塩類
十七 一―(三―シアノ―三・三―ジフェニルプロピル)―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名ジフェノキシレート)及びその塩類
十八 四―シアノ―二―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニルプタン(別名メサドン中間体)及びその塩類
十九 四―シアノ―一―メチル―四―フェニルピペリジン(別名ペチジン中間体A)及びその塩類
二十 一―(ジエチルアミノ)エチル―二―(四―エトキシベンジル)―五―ニトロベンズイミダゾール(別名エトニタゼン)及びその塩類
二十一 三―ジエチルアミノ―一・一―ジ―(二―チエニル)―一―プテン(別名ジエチルチアンプテン)及びその塩類
二十二 ジヒドロコデイノン(別名ヒドロコドン)、そのエステル及びこれらの塩類
二十三 ジヒドロコデイン、そのエステル及びこれらの塩類
二十四 ジヒドロデオキシモルヒネ(別名デソモルヒネ)、そのエステル及びこれらの塩類
二十五 ジヒドロヒドロキシコデイノン(別名オキシコドン)、そのエステル及びこれらの塩類
二十六 ジヒドロヒドロキシモルヒノン(別名オキシモルフォン)及びその塩類
二十七 ジヒドロモルヒネ、そのエステル及びこれらの塩類
二十八 ジヒドロモルヒノン(別名ヒドロモルフォン)、そのエステル及びこれらの塩類
二十九 四・四―ジフェニル―六―ビペリジノ―三―ヘプタノン(別名ジピパノン)及びその塩類
三十 (二―ジメチルアミノ)エチル 一―エトキシ―一・一―ジフェニルアセテート(別名ジメノキサドール)及びその塩類
三十一 三―ジメチルアミノ―一・一―ジ―(二―チエニル)―一―ブテン(別名ジメチルチアンブテン)及びその塩類
三十二 六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニル―三―ヘキサノン(別名ノルメサドン)及びその塩類
三十三 六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニル―三―ヘプタノール(別名ジメフェプタノール)及びその塩類
三十四 α―六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニル―三―ヘプタノール(別名アルファメタドール)及びその塩類
三十五 β―六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニル―三―ヘプタノール(別名ベータメタドール)及びその塩類
三十六 六―ジメチルアミノ―四・四―ジフェニル―三―ヘプタノン(別名メサドン)及びその塩類
三十七 四―ジメチルアミノ―三―メチル―一・二―ジフェニル―二―(プロピオニルオキシ)ブタン(別名プロポキシフェン)及びその塩類
三十八 六―ジメチルアミノ―五―メチル―四・四―ジフェニル―三―ヘキサノン(別名イソメサドン)及びその塩類
三十九 一・三―ジメチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)アザシクロヘプタン(別名プロヘプタジン)及びその塩類
四十 α―一・三―ジメチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名アルファプロジン)及びその塩類
四十一 β―一・三―ジメチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名ベータプロジン)及びその塩類
四十二 テバイン及びその塩類
四十三 一・二・五―トリメチル―四―フェニル―四―(プロピオニルオキシ)ピペリジン(別名トリメペリジン)及びその塩類
四十四 六―ニコチニルコデイン(別名ニココジン)及びその塩類
四十五 ノルモルヒネ(別名デメチルモルヒネ)、そのエーテル及びこれらの塩類
四十六 一―〔二―(二―ヒドロキシエトキシ)エチル〕―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名エトキセリジン)及びその塩類
四十七 十四―ヒドロキシジヒドロモルヒネ(別名ヒドロモルヒノール)及びその塩類
四十八 三―ヒドロキシ―N―フェナシルモルヒナン(右旋性のものを除く。)及びその塩類
四十九 一―(三―ヒドロキシ―三―フェニルプロピル)―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名フェノペリジン)及びその塩類
五十 四―(三―ヒドロキシフェニル)―一―メチル―四―ピペリジルエチルケトン(別名ケトベミドン)及びその塩類
五十一 四―(三―ヒドロキシフェニル)―一―メチルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名ヒドロキシペチジン)及びその塩類
五十二 三―ヒドロキシ―N―フェネチルモルヒナン(別名フェノモルファン)及びその塩類
五十三 三―ヒドロキシ―N―メチルモルヒナン(右旋性のものを除く。)及びその塩類
五十四 三―ヒドロキシモルヒナン(右旋性のものを除く。)及びその塩類
五十五 四―フェニル―一―〔二―(テトラヒドロフルフリルオキシ)エチル〕ピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名フレチジン)及びその塩類
五十六 四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名ペチジン中間体B)及びその塩類
五十七 四―フェニル―一―(三―フェニルアミノプロピル)ピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名ピミノジン)及びその塩類
五十八 一・二・三・四・五・六―ヘキサヒドロ―八―ヒドロキシ―六・十一―ジメチル―三―フェネチル―二・六―メタノ―三―ベンザゾシン(別名フェナゾシン)及びその塩類
五十九 一・二・三・四・五・六―ヘキサヒドロ―八―ヒドロキシ―三・六・十一―トリメチル―二・六―メタノ―三―ペンザゾシン(別名メタゾシン)及びその塩類
六十 一―〔二―(ベンジルオキシ)エチル〕―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名ベンゼチジン)及びその塩類
六十一 六―メチルジヒドロモルヒネ(別名メチルジヒドロモルヒネ)及びその塩類
六十二 メチルジヒドロモルヒノン(別名メトポン)、そのエステル及びこれらの塩類
六十三 六―メチル―劍Z―デオキシモルヒネ(別名メチルデソルフィン)及びその塩類
六十四 N―(一―メチル―二―ピペリジノエチル)プロピオンアニリド(別名フェナンプロミド)及びその塩類
六十五 一―メチル―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エステル及びその塩類
六十六 N―〔二―(メチルフェネチルアミノ)プロピル〕プロピオンアニリド(別名ジアンプロミド)及びその塩類
六十七 〔(三―メチル―四―モルフォリノ―二・二―ジフェニル)プチリル〕ピロリジン及びその塩類
六十八 三―メチル―四―モルフォリノ―二・二―ジフェニル酪酸(別名モラミド中間体)及びその塩類
六十九 三―メトキシ―N―メチルモルヒナン(右旋性のものを除く。)及びその塩類
七十 モルヒネ及びその塩類
七十一 モルヒネ―N―オキシドその他五価窒素モルヒネ及びその誘導体
七十二 一―(二―モルフォリノエチル)―四―フェニルピペリジン―四―カルボン酸エチルエステル(別名モルフェリジン)及びその塩類
七十三 六―モルフォリノ―四・四―ジフェニル―三―ヘプタノン(別名フェナドキソン)及びその塩類
七十四 四―モルフォリノ―二・二―ジフェニル酪酸エチルエステル(別名ジオキサフェチルプチレート)及びその塩類
七十五 前各号に掲げる物と同種の濫用のおそれがあり、かつ、同種の有害作用がある物であつて、政令で定めるもの
七十六 前各号に掲げる物のいずれかを含有する物であつて、あへん以外のもの。ただし、次に掲げるものを除く。
イ 千分中十分以下のコデイン、ジヒドロコデイン又はこれらの塩類を含有する物であつて、これら以外の前各号に掲げる物を含有しないもの
ロ 麻薬原料植物以外の植物(その一部分を含む。)
マリファナ(大麻)は、日本でも非合法です。
記事にもあるように、煙草(タバコ)やアルコール(酒類)に比べれば安全という意見もあるようですが、
大麻取締法で禁止されている間は、使用するのは厳禁です。
2012年04月23日
トータルエイジングケア情報サイト「からだエイジング」オープン
(コメント)
エイジングケアの専門サイトがオープンしたとのことです。
エイジングケアは、いわゆるアンチエイジング、抗老化のことです。
化粧品や健康食品・サプリメントでアンチエイジングと宣伝すると
薬事法違反となってしまいますが、
エイジングケアという広告は、OKになっているようです。
ただし、誤解の無いように表現する必要があります。
アンチエイジングというと、見た目の若さが主目的になっている部分がありますが、
体の中から老化をくいとめるのが本筋だと思います。
近年、アンチエイジングに関して、近年注目されているものに
慢性炎症があります。
炎症は、生体防禦反応の一種で必要な反応でもあります。
急性炎症は外からやってくるウィルスや細菌を体の中に入れないようにしてくれ、
私たちの体を守る非常に大切な機能です。
これが、多くの生活習慣病や老化に炎症が関わっている事が、
2000年くらいから徐々に研究が進んで、分かってきました。
この慢性炎症を防ぐ健康食品・サプリメントとして、
ポリアミンが注目されています。
ポリアミン(polyamin)は、第一級アミノ基が3つ以上結合した直鎖脂肪族炭化水素の総称で、
スペルミン、スペルミジン、プトレスシンなどがあります。
ポリアミンは、体内でアミノ酸から合成されますが、
加齢に伴い、産生量が低下します。
そこで、食事からポリアミンを補うことが注目されています。
ポリアミンは低分子化合物なので、
食事に含まれている状態で腸管から直接吸収して利用できます。
脱毛も慢性炎症が関与していると考えられていますが、
ポリアミンを投与することで、脱毛が改善するとの報告もあるようです。
この他、慢性炎症を防ぐ健康食品・サプリメントとして、
食用油である魚油に多く含まれるDHAも注目されています。
トクホでも使われているDHAですが、
食用油の中でもn-3(ω-3;オメガ3)系の油として、
健康に良いと考えられています。
抗動脈硬化やアイケア、ブレインヘルスなど、
多くの効能が期待されています。
漢方では、老化は「腎」(じん)と深く関わっていると考えられています。
ここでいう「腎」は、西洋医学でいう「腎臓」(じんぞう)とは異なり、
漢方・中国医学独特の概念です。
肝腎要(かんじんかなめ)という言葉があるように、
昔から腎は、重要視されてきました。
この腎を補う漢方薬が補腎剤と呼ばれます。
日本では、八味丸(はちみがん)が有名です。
八味地黄丸(はちみじおうがん)、腎気丸(じんきがん)、八味腎気丸(はちみじんきがん)
などとも呼ばれます。
ただ、八味丸には附子(ぶし)が入っていますので、
熱証の人が使用すると、副作用が出やすくなります。
中医学では、八味丸から桂枝(けいし)と附子(ぶし)を除いた
六味丸(ろくみがん)を基本にしたものが
補腎剤として良く使われます。
薬事だけを見ると、
六味丸から八味丸ができたように思われるかもしれませんが、
歴史的には、八味丸の方が先にできて、
そこらか附子と桂枝を去って
六味丸ができています。
薬味を加えるのは、わりあいに簡単でわかり易いのですが、
薬味を抜くのは、なかなか難しいと思います。
八味丸も六味丸も漢方薬です。
漢方薬は薬事法上もれっきとした医薬品ですから、
使用には注意が必要です。
必ず専門家に相談してから使用するようにしましょう。
体質や症状に合わないと、漢方薬と言えども
思わぬ副作用が出ることがあります。
2012年04月21日
再生医療の進歩 毛のないマウスに毛が生えた!
(コメント)
幹細胞を用いた再生医療の研究は、
従来は、胎児から採取した幹細胞を用いていましたが、
今回の記事では、成人の幹細胞を用いて、
毛を作り出す器官を作り出すことに成功したようです。
胎児の幹細胞を使わなくても良いということは、
倫理的に問題が少ないので、
今後の研究の発展に期待が持てます。
脱毛の治療に、最先端の再生医療が利用されるというのも
すごいことだと思います。
脱毛に悩んでいる人にとっては、それだけ重要なことなのかもしれ移せん。
ハゲ・脱毛の原因はまだはっきりとわかっていませんが、
遺伝や男性ホルモン、慢性炎症、血行不良、栄養不良など、
色々な原因が考えられていますが、
はっきりとはわからないというのが正直な所のようです。
遺伝が関わっているという説にしても、
確かに、血縁者の髪の量が少ない場合、
ハゲる可能性が高いように思えますが、
家族などの場合、食事や生活パターンなども似ることが多く、
遺伝の影響のみとは判断できないことが多いようです。
男性ホルモンが多いとハゲやすいという俗説もありますが、
もしこれが本当であれば、
男性ホルモンの分泌量の多い中高生の方が、
男性ホルモンの分泌量の減る中高年よりも
ハゲやすいということになってしまいます。
これについては、通常の男性ホルモンであるテストステロンではなく、それが代謝されたてできるDHT(デヒドロテストステロン)が深く関わっいると考えられています。
テストステロンからDHT(デヒドロテストステロン)ができるのに必要な酵素(こうそ)が、5α-リダクターゼです。
この5−αリダクターゼの働きを邪魔する薬が、プロペシア(フィナステリド)です。
健康食品・サプリメントの中では、ノコギリヤシ(ソーパルメット)が同様な効果を持っているといわれています。
ノコギリヤシ(ソーパルメット)と言えば、前立腺肥大に効果のある健康食品・サプリメントとして有名ですが、
脱毛やハゲにも有効であれば、更に利用者が増えそうです。
果たして、実際の所はどうなのでしょうか?
健康食品・サプリメントの類は、理論的に説明していても、
実際の効果を(医学的に)確認したものは少ないので、
その辺りは、割り引いて考える必要がありそうです。
この他、ハゲや脱毛に効果のあるサプリメントとしては、亜鉛、大豆イソフラボン、フィーバーフュー(ナツシロギク)、ビタミンB群、燕窩(えんか、つばめの巣)、プラセンタなどがあります。
健康食品・サプリメントは、医薬品ではありませんので、
仮に本当に効能・効果があっても、
それを広告することができません。
効能・効果を広告宣伝すると、
未承認・無許可の医薬品の広告となり、
薬事法違反となってしまいます。
脱毛・ハゲに使われる漢方薬には、
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、大柴胡湯(だいさいことう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、神応養神丹(しうおうようしんたん)、禿癬散(とくせんさん)、紫雲膏(しうんこう)などがあります。
漢方薬は薬事法上もれっきとした医薬品です。
誤った使い方をすると思わぬ副作用が出る可能性があります。
必ず漢方を専門にしている医師や薬剤師に相談して使うようにしましょう。
2012年04月19日
インドから輸入のマグロで集団食中毒
(コメント)
マグロで食中毒と聞けば、日本だと思ったのですが、
アメリカでの事件のようです。
食事毒の原因は、サルモネラ菌のようです。
サルモネラ(Salmonella)とは、グラム陰性通性嫌気性桿菌の
腸内細菌科のサルモネラ属に属する細菌のことで、
主にヒトや動物の消化管に生息する腸内細菌の一種です。
その中の一部はヒトや動物に感染して病原性を示します。
全てのサルモネラが病原性があるわけではないようです。
食品衛生の分野では、食中毒の原因となるサルモネラを特にサルモネラ属菌と呼び、
これらを指して狭義にサルモネラあるいはサルモネラ菌と呼ぶのが一般的です。
サルモネラ食中毒は、本菌が腸管上皮細胞に感染した結果生じる、腸管内への液体貯留と好中球浸潤による炎症によって起きると考えられています。
典型的な感染型食中毒であり、その主な症状は、嘔吐、水様性下痢などの消化器症状、発熱(高熱)などです。
軽い場合は、特別な治療をしなくても治ることもあるそうですが、
抵抗力のない人は菌血症を起こし重症化することもあり、
まれに内毒素によるエンドトキシンショックを起こし、最悪の場合、死亡することもあります。
潜伏期間は平均12時間ほどといわれていますが、S. Enteritidisの場合3〜4日となることもあります。
アメリカでは、毎年、3万人−4万人のサルモネラ感染症(サルモネラ症)の患者の報告があるようです。
サルモネラ感染症を予防するワクチン(予防接種)は、残念ながらありません。
一番の予防は、充分に加熱したものを食べることのようです。
刺身などの生食は、サルモネラ感染症には悪そうです。
食中毒に使われる漢方薬としては、
葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、猪苓湯(ちょれいとう)、胃苓湯(いれいとう)、大承気湯(だいじょうきとう)、香蘇散(こうそさん)などが良く使われます。
葛根黄連黄芩湯は、葛根(かっこん)、黄連(おうれん)、黄芩(おうごん)、甘草(かんぞう)の
四味から成る薬方です。
この薬方は傷寒論(しょうかんろん)という書物に出てきます。
太陽病,桂枝証,医反下之,利遂不止。脈促者,表未解也。喘而汗出者,葛根黄芩黄連湯主之。
葛根黄芩黄連湯方
葛根半斤 甘草二両(炙) 黄芩三両 黄連三両
上四味,以水八升,先煮葛根,減二升,内諸薬,煮取二升,去滓。分温再服。
効能・効果は、急性胃腸炎、口内炎、舌炎、肩こり、不眠となっています。
このような急性病には、特に素人療法は禁物ですので、必ず専門家に相談してから使用して下さい。
漢方薬は、薬事法で認められた医薬品ですが、その効能・効果と実際の使用方法には若干のずれがあります。
これはもともとの理論が異なる漢方薬を無理矢理西洋医学的な使用方法にしたためだと考えられます。
矛盾する所もありますので、ご注意下さい。
また、食中毒に使われる民間薬としては、
梅、黒豆、センブリ、茶、トウゴマ、ナス、南天、小豆、イワタバコ、エンレイソウ、葛、クララ、ゲンノショウコ、ゴボウ、シイタケ、シキミ、紫蘇、生姜、スベリヒユ、大根、タンポポ(蒲公英根)、葱(ネギ)、ノイバラ(営実)、ハス、ビワ、ヨモギ、呉茱萸(ごしゅゆ)などがあります。
刺身のつまに紫蘇(しそ)が添えられことが多いと思いますが、、
これも食中毒を防ぐ生活の知恵だということです。
日本に昔から伝わる民間薬、和方(和法)です。
紫蘇に含まれる抗菌成分としては、ペリルアルデヒドがあります。
刺身のつまに出される紫蘇を残す人も多いと思いますが、
食中毒予防の意味では、食べた方が良さそうです。
2012年04月17日
歯科X線検査、脳腫瘍と関連性
(コメント)
見ただけではわかりにくい、虫歯などを見つけるにはX線検査も必要だと思いますが、
X線は放射線の一種ですので、
体に害があるのは当然な気もします。
虫歯を見つけるベネフィットと、
ガン(腫瘍)になるリスクと、
そのバランスが重要だと思います。
記事によると、年に1回もX線検査を受けるのは
危険なようですが、
どの程度の頻度であれば
利益の方が上回るのでしょうか?
ほとんどの検査は、多かれ少なかれ
何らかの不利益、リスクを伴ないます。
また、病気の治療も、やはり、リスクを伴ないます。
X線の検査を歯医者さんで受けなくても良いように、
歯ブラシを使って、しっかりと歯みがきをするのが
良いのかもしれません。
近年、口の中の健康が、全身の健康に関わっていると言われるようになってきました。
糖尿病と歯周病との関係は、糖尿病で歯周病が悪化し、
歯周病で糖尿病が悪化する……と
負のスパイラルに陥ります。
その他、多くの生活習慣病が、歯周病と関わっていると
考えられています。
その意味でも、歯ブラシを使った歯みがきが重要です。
歯ブラシで上手に磨けない人は、
電動歯ブラシを利用するのも良いかもしれません。
電動歯ブラシは、もともとは手の不自由な人の為に開発されたようですが、
近年は、手が不自由でない人でも、
口内の健康の為に利用することが多いようです。
ただ、電動歯ブラシは、使い方を誤まると、
歯が削れたりすることもあるそうなので、
注意が必要です。
電動歯ブラシを使う際には、
歯みがき粉は、使わないか、
専用の歯みがき剤を使った方が良いようです。
また、電動歯ブラシを使っていても、
みがき残しが出ることもありますので、
丁寧に磨くことが必要なのは、
普通の歯ブラシでも、電動歯ブラシでも同じです。
歯周病の予防には、
カカオポリフェノールや茶カテキン、クランベリー、コウヤマキ、卵黄抗体、乳酸菌などがあります。
ただし、上記のものは、あくまでも健康食品・サプリメントなので、
効能・効果を訴求すると、薬事法違反となります。
なお、乳酸菌を含んだものに、
医薬部外品の歯みがき剤もあります。
ただし、この乳酸菌は、あくまでも、「清掃剤」ということで
配合されており、
歯周病を予防・改善する働きは、訴求していません。
もし、歯周病の予防・改善を訴求すると、
薬事法違反となってしまいます。
ただ、実際には乳酸菌で歯周病が改善する人も
いるようです。
2012年04月16日
台湾で人気の植物薬、高いがん発症率との関連 米研究
(コメント)
アリストロキア酸はウマノスズクサ科の植物に含有される成分で、
このアリストロキア酸により、腎障害が引き起こされることは良く知られています。
日本では、平成12年7月26日に、医薬品・医療用具等安全性情報(No.161)で、
注意喚起がなされています。
その中で、サイシン(細辛)、モクツウ(木通)、ボウイ(防已)、モッコウ(木香)が上げられています。
これは、日本と中国等の他の国とでは、同じ名前(生薬名)を使うながら、
別のものを使うことがあるからです。
例えば、木通(もくつう)は、日本では、アケビ Akebia quinata Decaisne又はミツバアケビ Akebia tr
ifoliata Koidzumi(Lardizabalaceae)のつる性の茎を使用しますが、
中国では、関木通(かんもくつう)と称し、キダチウマノスズクサ Aristolochia manshuriensis
Kom.が木通と同様に用いられています。
アリストロキア酸(aristolochic acid)に関しては、
バルカン半島諸国で、1956年(昭和31年)に
アリストロキア酸による腎障害の発生が指摘されたのが最初のようで、
かなり昔です。
その後、1993年(平成5年)に、
ベルギーで肥満治療のため漢方薬が投与された患者(女性)で、
腎機能障害が多発したことが報告されました。
日本では、1997年(平成9年)に、
ファンコニ症候群を引き起こしたことで報告されています。
原因となったのは、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)です。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯の中に含まれる薬育は、当帰(トウキ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、細辛(サイシン)、呉茱萸(ゴシュユ)、生姜(ショウキョウ)、木通(モクツウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)です。
この中の木通が、日本でいう木通でなく、関木通が使用されており、アリストロキア酸が含まれていたようです。
ちなみに、ファンコニ症候群とは、「近位尿細管再吸収における複数の欠陥により,糖尿,リン酸尿,汎アミノ酸尿,HCO3の喪失を引き起こす障害である。小児における症状は発育不全,成長遅滞,くる病である。成人における症状は骨軟化症と筋力低下である。」とのことです。
なお、中国製の当帰四逆加呉茱萸生姜湯を輸入していた「カーヤ」(大阪府吹田市)は、
被害者から、PL法で訴えられ、
患者側の勝訴となっています。
医療用医薬品として輸入されていたものだけに、ちょっと当時は驚きました。
このようにアリストロキア酸が危険であることは、知っている人は知っているのですが、
一般の方には余り知られていないようです。
漢方薬といえども医薬品には違いありませんので、
注意が必要です。
医薬品の個人輸入は薬事法上は認められていますが、
上記のように中国・台湾と日本では生薬の名称が異なる場合がありますので、
注意が必要です。
更に医薬品と異なり、健康食品やサプリメントと称しているものの中にも、
アリストロキア酸が含まれている可能性は排除できません。
実際、アリストロキア酸の含まれた健康茶などもあったようです。
ですので、必ず信用のできる所のものを購入した方が良さそうです。
体に良いつもりで、体い悪いものを飲んだとしたら、
しゃれになりません。
記事にもありますように、自然のものは安全というのは間違いで、
毒のあるものも沢山あります。
2012年04月10日
コーラが健康飲料に!!
記事によると、トクホ(特定保健用食品)のコーラが出るそうです。
コーラと言っても、コカ・コーラではなく、
キリンのメッツ コーラですが……
コーラと言えば、骨が溶けるとか歯が溶けるとか、
全く根拠のない都市伝説が広まり、
体に悪い印象が強くなっていますが、
これがトクホ(特定保健用食品)になった、
すなわち、お国に健康に良いと認めたようなものですので、
ちょっとビックリです。
コーラに難消化性デキストリンを配合することで、
トクホ(特定保健用食品)にしたようです。
トクホ(特保健用食品)は、健康増進法第26条により、
個別に生理的機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性等に関する科学的根拠に関する審査を受け、
消費者庁長官の許可を受けることが必要となっています。
(以前は厚生労働省でしたが、消費者庁ができてから、移管されました)
ただし、このトクホ(特定保健用食品)の中に、
薬事・食品衛生審議会での個別審査を行わなくても許可できる
規格基準型(きかくきじゅんがた)というものがあります。
記事に書かれている難消化性デキストリンも、
この規格基準型の関与する成分に含まれていて、
一日摂取目安量として、3g〜8gを配合すれば、
「難消化性デキストリンが含まれているのでおなかの調子を整えます。」
といった表示が可能です。
ただ、記事には「食事の際に脂肪の吸収を抑える」と書かれていますので、
この規格基準型ではなさそうです。
難消化性デキストリンとは、トウモロコシデンプンに微量の塩酸を加えて加熱し、
α-アミラーゼ及びグルコアミラーゼで処理して得られた食物繊維画分を分取したものです。
デキストリン (dextrin)は、数個のα-グルコースがグリコシド結合によって重合した物質の総称です。
通常のデキストリンは、、アミラーゼによってマルトースに分解され、最終的にグルコースとなります。
しかしながら、一部、アミラーゼによって分解しにくい成分があり、これを集めたものが
難消化性デキストリンです。
整腸作用の他、血糖値の上昇抑制作用、コレステロール・中性脂肪(TG;トリグリセリド)低下作用、体脂肪低減作用があります。
難消化性デキストリンには、上記のような効果があると言われていますが、
トクホ(特定保健用食品)等の許可を得ていない、
いわゆる健康食品で、難消化性デキストリンの効能・効果をうたうと
無承認・無許可の医薬品となり、薬事法違反の取締の対象になります。
ちゃんと配合されていれば、トクホの商品と同じような効果は理論的には期待できそうですが、
薬事法的には不可となっています。
気を付けましょう。
コーラと言えば、ハンバーガーやフライドチキンなどと一緒に口にすることの多いドリンクなので、
食事の際に脂肪の吸収を抑える効果は、相性が良さそうです。
難消化性デキストリンが入っていますので、
効能としては書かれていませんが、整腸作用など、他の効果も当然ながら期待できます。
一般に体に悪いと思われがちなコーラで、健康に良いというのは、
逆説的に面白く感じました。
タグ:難消化性デキストリン コーラ
2012年04月06日
地井武男さん、「心不全のおそれ」 休養
地井武男さんが、心不全の為に、しばらく休養するとのことです。
69歳と高齢ですので、気を付けて頂きたいものです。
心不全とは、英語で、heart failureと言い、簡単に言えば、心臓の収縮力が低下した状態のことです。
鬱血(うっけつ)が原因であることが多いようです。
左心室の機能不全によるものなのか、右心室の機能不全によるものなのかによって分けることがあります。
左心室は、体循環を担当することから、左心室不全は諸臓器の血流低下が発生します。
右心室は、肺循環系を担当し、静脈系のうっ血が主体となります。
心不全の症状としては、疲れやすい、だるい、動悸がする、むくみ、息苦しい、などの症状が出ることが多いようです。
心不全の原因としては、動脈硬化、アルコール、高血圧、遺伝、感染症、過労、ストレス、暴飲暴食、風邪などが、組み合わさって起こるようです。
心不全は病気の原因ではなく、心臓の働きが低下した結果、起きた状態ですので、治療の原則は、心臓の働きを低下させたもともとの原因を究明し、その原因となる病気を治療する必要があります。
治療に使われる医薬品としては、
体内の余分な水分を取り除く「利尿剤」、
心臓の働きを手助けする「ジギタリス剤」、
心臓にかかる負担を軽くするアンジオテンシン変換酵素阻害剤などの「血管拡張剤」、
長期的には心臓に障害を与えやすい神経やホルモンの作用を抑制する「ベータ遮断剤」
などがあります。
利尿薬は、尿量を増やすことで、腎臓が塩分や水分を排出するのを促し、全身の体液量が減ります。
心不全の治療薬として最もよく使われている利尿薬は、ループ系利尿薬です。
サイアザイド(チアジド)系利尿薬は軽度の心不全に使われます。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻害剤)は、正常な血圧の上昇にかかわるホルモンであるアンジオテンシンUとアルドステロンの血中濃度を低下させます。
これによってACE阻害薬は動脈と静脈を拡張させ、腎臓の水分排泄を促進し、心臓にかかる負担を減らします。また、心臓と血管の壁に直接有益な作用をもたらす可能性もあります。
ジギタリスは、最も以前から使われている心不全の治療薬の1つで、心拍出力を強め、速くなりすぎている心拍を遅くします。ジギタリス(ジゴキシン)は、特に心房細動がみられる収縮期機能不全を起こしている人の症状を和らげます。
ベータ遮断薬(ベータ‐ブロッカー)は、心拍を遅くして心臓の収縮力を弱める働きがあります。
使用した最初の頃は、症状を悪化させる可能性があります。
しかし、心臓の拍出力をより速く力強くするホルモンであるエピネフリンの作用を阻害することによって、心機能を長期にわたって改善し、寿命を延ばす効果があります。
心臓疾患に使われる漢方には色々なものがありますが、心臓病は重症の場合が多いので、
西洋医学的に検査を受けてから、問題が無いことを確認してから使用した方が良さそうです。
1.木防已湯(もくぼういとう)
動悸、息切れがあり、顔色悪く、みぞおち(鳩尾)のあたりが板のように堅く、のどが渇いたり、ゼーゼーといったりして、浮腫(ふしゅ;むくみ)があり、尿の出が悪いもので、脈や腹には力があります。
2.茯苓杏仁甘草湯(ぶくりょうきょうにんかんぞうとう)
この処方の目標は木防已湯とほとんど同じで、動悸、息切れ、喘鳴があり、胸がふさがったように苦しく、尿の出が少なく、ときに浮腫が現われるものに用います。ただし脈と腹の力が弱い傾向にあります。
3.栝楼薤白白酒湯(かろうがいはくはくしゅとう)
咳と痰が出て胸と背が痛む、呼吸が促迫する、心筋梗塞や狭心症の軽症のものに効果があります。
目標は胸板の裏側がキリキリと痛む症状です。
4.柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
動悸、めまいがあり、便秘がち、尿の排泄がおとろえ、胸脇苦満のある人に用います。
5.五苓散(ごれいさん)
手、足、腰に浮腫があり、貧血、動悸、息ぎれなどもあり、尿量減少、口渇があり、冷え症で神経過敏な人に用います。
6.苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
神経過敏で、精神的ショックにより発作を起こし易く、臍(へそ)の上の部分やみぞおちがつかえ、動悸、目眩(めまい)が激しく、体がふらつき、不眠などの症状がある人
上記の他にも、色々な漢方薬が体質や症状に合わせて用いられます。
漢方薬は、自然のものを使っているといっても、
薬事法で認められた医薬品には違いありませんので、
必ず、医師や薬剤師などの専門家に相談してから使用するようにしてください。
誤った使い方をすると、逆効果になる可能性もあります。
食事療法としては、塩分の量を減らすことと、
食用油は、飽和脂肪酸を減らし、
不飽和脂肪酸、特に、n-3系の不飽和脂肪酸を増やすた方が良いと言われています。
地井武男さんの回復をお祈りしております。

